【FF12】 もったいないんだよね…素材はいいのに

　いきなり雑談から／
スクエニメンバーズのサイトが、リニューアルのため今日の3時からメンテナンスに突入。
本当なら18時に終わるはずが →21時予定 → 2日（火）9:00頃予定。とグングン伸びております。
MMOPRGなどのネットゲームに慣れてると、ズルズル伸びる終了予定時刻とか、気がついたら24時間経過なんてのは、悲しいかな慣れっこになっておりますが、まさかスクエニメンバーズサイトで見ることになるとは。
それもぶっちぎりの30時間メンテ（だよな？）。ちゃんと終わるのかな～？
どうしても解決できず、巻き戻し（前Verへ戻す）になっちゃったりして；
　／雑談おわり

いただいたメッセージへの返礼（↓白文字）
　TAKI様
推測、お役に立てた？ようで嬉しいです。
FF12には、レイスウォール王やらガルテア連邦やら、面白そうなんだけど情報がほとんどないネタが多くて困る反面、勝手にイロイロいじくりまわして楽しむことが出来るので良いですね。
何か他に気になるネタがありましたら、お題として投げていただければ、ゴソゴソと考えてみますので、気が向いた時にでもぜひ～。
ネタが無くなって他力本願になってるってワケじゃないですョ！　…たぶん；

FF12、好きだけれどシナリオに煮え切らなさを感じるのは、きっとチグハグな部分が多いからなんだろうなぁ～と再確認してる今日この頃。

兄上Fanな某サイトさんでも指摘されてたけれど、為政者として見た場合、アーシェの理屈はダメダメかと。
あのまま王族であることを捨ててしまうのなら「自由でありたい」でOKだったんだけど、一国の王になっちゃったんだよねぇ…。
為政者として見れば、遥かにヴェインの方が正しい。
王って自由なんかカケラも無いんだよ。
大義のためには肉親でも見殺しにするような冷徹さが求められてしまうんだよ。
他人に犠牲（協力）を求めるためには、まずは自ら犠牲を払わなければならない。
水面下の暗い取引なんて当たり前。
けれど、それは自分のためではなく、国のために行われるし、そうでなければアッと言う間に失脚する。
（しないシブトイ人もリアルにゃゴロゴロしてるけど割愛）
空賊との恋愛？　はぁ？
友人はアリだよ。いざと言う時に頼れる（悪く言えば利用できる）人物として交友を深めるのならOK。
でも恋愛して、あまつさえそっちに走っちゃったら退位するしかない。
ラバナスタには有能な家臣は残ってるんだろうか？　それだけが頼りっすよ…正直；

ラーサーは年齢的な甘さはあるけど、アーシェに比べればずいぶんとスレてるので（良い意味だよ）為政者としての基本的な知識や思考、他人の利用の仕方はこなれているかと。
アーシェはオンドール侯と、ずっと年下のラーサーとに支えられて政治をとり行うことになりそうだなぁ。
「ロザリアとも手を取りあい」ってラーサーは言ってたけど、M氏ワールドとしてのイヴァリースだと無理な話になるよね。
アルシドの底力がわからないのではっきりと言えないけど、ロザリアって到底一枚岩には見えないので、いくらラーサーが「和平を」と言い、アルシドが取り持ったとしても、今度はロザリア内部で紛争が起こるかと。
もちろん、アルケイディアも同様。
ただ、実は血気盛ん＆ソリドール嫌い系は兄上が根こそぎ潰してたりするので、まだ火種は少ないんだよね（ｗ

そして、製作スタッフ内でモメたであろう“オキューリア”が残ってる。
たぶんM氏は過去作品でも判るとおり“神（を名乗るもの）”と、“神の信徒”（一途な信者と言うより、神の威光を利用して甘い蜜を吸う系）を否定し、打ち滅ぼすってお話が主軸になるようなんだけど、FF12は製作途中で「ラスボスが神様って古ぅい」「ワンパ。やめよう」とかなっちゃって、大前提が音を立てて崩れたんじゃないかと。
それでなくても、暗くて渋い作風の人に「そういうの、ナンバリングタイトルには似合わないので、明るく王道。でも主人公と悪役は王道却下で行きましょう」なんて言ったんじゃないかなぁ。

…えっとね、そういうのってムリ。
ライトノベルな人に「小説家だったら京極堂風の作品書けるよね」とか、
少女漫画家に「マンガ家なら大友克洋みたいな背景かけて当たり前だよね」
とか言うぐらいにムリ。
（わかりにくい例えだ…。ライトノベルとか少女マンガに偏見を持ってるわけじゃないです。あくまでも例え）
出来る人もいるだろうけど、それは幸運なだけ。
クリエイターにはそれぞれ作風ってのがあって、それを逸脱した路線で何かを作れと言われても、時間はかかるし苦痛だしで良いことなんかありゃしない。
特にM氏は自分の世界を大事にしてるタイプみたいだから、横槍でせっかく組み立てた骨組みがガタガタになった上に、壊した側からは代案すら出てこない状況に耐えられなかったのかもな……って、これは単なる妄想。M氏にゃ会ったこともないので、真相は不明。

バッシュ＋アーシェが主役で王権復興なストーリーと、裏面にヴェイン＋シドが主役な神との抗争（バルフレアはここにリンク）。
サイドにジャッジマスターの存在意義と歪みって流れがあって、フランとかバッガモナンなどの亜人たちはここにリンク。
狂言回し＆世界説明の引き出し役としてヴァンとパンネロ。
ヴァンはナブラディア（ラスラ）に関する設定を仕込み、パンネロにはガルテアに関する設定を仕込みたいところだけど、そういう“お約束”が嫌われたんだろうなぁ…。で、判りやすい特色がなくなった…と；
ゾディアックストーン（召喚獣）は、登場キャラがそれぞれ持っているほうが良かったのになー。
FFTのまんまになるけど、FFTみたいに「すでに持っている」ではなく、旅の中、己の目的に気づいた時、なぜか呼応するように現れる（入手するチャンスが訪れる）でいいかと。

理想は、当初は帝国憎し、ヴェインぬっ殺す！なんだけど、旅をするうちに複雑な政治状況と、どうも人知を超えた妙な介入があり、帝国はソレを敵として認識しているようだ。ナブラディアとラバナスタが侵略されたのは対ロザリア…ではなく（それもあるけど）、もっと違う何かとの争いの結果だと見えてくる…。なんじゃなかろうか？
ひょっとしたら、最初はこういうストーリーラインだったのかもなぁ。

オキューリアを中途半端に退場させたから（逆に言えば、中途半端に残したから）、オキューリアが唐突にアーシェへ剣をたくしちゃったり、生き残ったままフェードアウトするハメになったし。
私がオキューリア（ゲルン王）だったら、ヴェインの対抗馬はロザリアから選んだよ。確実に！！
あの帝国に立ち向かうってのなら、烏合の衆の６人組より、確実に戦力がイイ線いってる（はずの）ロザリアを利用しないでどうするんだ？
ロザリアにいる好戦的な野心家の若いヤツに“天啓”なんてのを与え、英雄だの救世主だのとおだててその気にさせて、ちょっとばかり便利なアイテム（剣なり、神授の破魔石なり）を持たせりゃ、喜んで戦艦率いて突っ込んでいくだろうに、なんだってあんな不確定要素の塊のような一味に……。
お話の都合上ってのは置いといて。

で、喜んで世界大戦を引き起こそうとしている“救世主”をいかにして止めるのか？　そして元凶になっているオキューリアをどうするねん？！ってな話に進んだ方が、わかりやすいしスッキリすると思うんだけどなぁ～。
今さらどうしようもないケドね。