【FF12】 独白８

ヴェーネスは、伝え聞く“オキューリア”と言う種族の印象とは違い、非常に礼儀正しく控えめな存在だ。

そう指摘すると、ヴェーネスはこう返答した。

『私はまだ人間について知らない事柄が多すぎる。学ぶためには謙虚でなくてはならない』

共に返答を聞いていたシドは、ひとしきり笑うとため息混じりにつぶやいた。

「やれやれ、今の言葉をウチの研究員どもに聞かせてやりたいわい」

研究員達はシドに似たんじゃないか？ って突っ込んだらどうなるんだろう（ｗ
ドラクロアの面々って、好き勝手に暴走しまくってる気がするんだよなぁ。
殉職者が多いって、どんな研究所だよ orz
マッドサイエンティスト達の巣窟かぁ……戦後に大問題になったりしないかねー？
 

プレイ前はドラクロアって“秘密の研究機関”なのかと思ってたんだけど、実際にアルケイディスをウロウロすると、関係者らしい人があちこちに居て、差しさわりのない範囲とは言え、研究内容についても話しちゃってるんだよなぁ。
ひょっとすると、ドラクロアってのは、アルケイディス内部にある“研究都市”なのかもなーと思ってみたり。
一つの区画が丸々「ドラクロア」と呼ばれていて、色んな分野ごとに建物があって、ヴァンたちが乗り込んだのはその中の、ドクターシドが居る中核部だった、と。
または、名称不明の学術研究都市の中に、軍属のドラクロア研究所がある。のどっちかじゃないかな。
そう考えれば、街中にあんなにゴロゴロ研究員がいるのも納得でき…そうだし。

YPAとかは、どの辺りにあるんだろうねぇー。
シュトラールの設定で名前だけ出てて、それ以外の設定が何も無いYPA。
コミックスじゃFPAになってるし……謎の多い企業っす。

話はコロリと変わって、
シドがヴェーネスと出会ったのが、正確にはどの時点のどの場所だったのかってので悩みまくり。
ゴルモア大森林は、当時はまだヴィエラたちも神経質になっておらず、森を通り抜けるぐらいなら大目に見てくれてた…としても、“魔人の門”がなー；　ヴェーネスなら開けられるんだろうか？
ギルウェガンの内部には入ったのか？
クリスタルグランデは見たのか？
個人的には“火の門”（タイラントとのバトル前）までは到達しててほしいんだよな～。
“クリスタル”を目にしていてほしい。
どうやら、うちのシドはアレを見てブチンと切れたっぽいし。
でもなー、いくら友好的なヴェーネスとは言え、一介のヒュムをホイホイとあんな場所まで連れて行くとは考えにくい。
ゲルン王たちに見つからないように、一ヶ月ぐらい友好を深めたのならアリかも知れないけど……幻妖の森でキャンプは難しいだろなー。かと言ってゴルモア大森林に居座ったら睨まれそうだし。
いっそのこと、ギルウェガンに入って“地の門”あたりに居たのかもねー。
ヴェーネスは他のオキューリアよりも若い＝思考が柔らかい＝好奇心があるだろうから、平然と話しかけてくるシドは格好の話し相手だっただろうな。
（ゲルン王たちって、話をして楽しい相手に思えないんだよなー。自分は知ってるけれど、お前は知らなくていいんだ。ってな上から視点でしか話をしなさそうだし）
で、シドから「オキューリアとは何者なのか？」「どうやって生きている（活動エネルギーを得ている）のか？」と質問されて、答えられない事にショックを受けたりしたんじゃ？
オキューリアは死なないし、苦痛や不安も持ってなさそうだから、自己への疑問なんて抱かないんじゃないかなーと思うっすよ。
で、シドに問われて初めて自己に疑問を持つ…と。

どうも、シドにはエデンの蛇の役割が与えられているようだ、ってどこかで読んだ覚えがあるんだけど（いろんな媒体から一気に情報を集めたもんだからゴッチャに；　そもそも、シドはミドルネームからして直訳するとアレだし、一字変えるともっとトンデモないし）、それにも合った展開かもなーと。