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「きおくのカケラ」分館 銭亀(ギルガメ)用

結局FF14は休止のまま。ヴェーネスに会いたいけど…

2024'11.26.Tue
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2008'03.31.Mon
久々の日本橋(にっぽんばし)で『チョコボと不思議の絵本』の攻略本をGET! 反射神経の鈍さを痛感して放置してた物を、なんとか機械塔まで進めてみましたですよ。

第5章にあたる機械塔は、メインキャラの過去話が見れる大事な場所。そうとは知っていても、ミニゲームの難易度にヘコタレまくって、なかなか到達できなかったんですよねぇ…。
CPUとの対戦でヴォルグが出てきた瞬間に「…だめだ」って気分になってしまうのが情けない;
現状よりも、さらに下に「やさしい」モードを用意して欲しかったよ。
どうしてビジュアルはカワイイ系なのに、ゲーム難易度は歯ごたえのあるバランスになってるゲームって多いんだろうな~、謎。

それは置いておいて、やっとこシロマとシドの過去話を見たんっすが……
うはー、私が書きたいネタが、バッチリここで書かれてるじゃないか!!(w
 ↓ 以降はネタバレ&妄想ネタなので、気にならない方のみどぞ

「ま…町が燃えている!
 こ、これが戦争なのか…。
 くそっ! なんてこった!
 俺はこんなことのために飛空艇を作ったんじゃない!
 発明は、人間を万能にするための技術だ。
 俺はそう信じてきたんだ。
 …くそっ! それなのに…、俺はどこでどう…間違っちまったんだ!
 俺は…俺は…俺は人殺しの道具を作っちまったのか!?」

。・゚・(ノД`)・゚・。
シドはシロマの父と親友。その親友もかり出された戦争で自分の造った飛空艇が無差別?爆撃を行ったためシロマの母まで死去。
その有様を目の当たりにして?叫ぶのが上記のセリフ。
責任を感じたシドはシロマを引き取り、親友がやっていたチョコボ牧場も引継ぎ、町で飛空艇技師を続けつつ、牧場運営とシロマたちの世話を続けていた…様子。
cid_004b.jpg
ここで「あんた何歳だ?!」って冷静なツッコミをしちゃうと感動が激減するので考えないようにして
(某ドクターのように、30歳差があっても親友づきあいしてる事例もあるし)
個人的に大事なのは「飛空艇 = 兵器」の図式。
これは絶対に避けて通れない点だし、この『魔法の絵本』と『時忘れの街』のシナリオライター氏は同じ人だってことなんだけど……
どうして『時忘れ』はあんな展開なんだ?!
あの無償譲渡を見て、TVの前でひっくりがえったんだぞ~!
絶対ダメ、てか無理、危険すぎ、せめて“大いなる力”なんつー代物をどうにかしてからにしろって!!
飛空艇が大好きで、FF12の冒頭で兵器として破壊の限りをつくす飛空艇を見て、マジ泣きしたような変人の私にとっては、到底受け入れられない展開。

なので、私が“薄い本”用に書いている『時忘れの街 自己解釈版』テキストでは、あの飛空艇は封印されております。↓↓

 金属で組まれた足場が、かすかなきしみ音をあげ、階段の踏み板を硬いなにかがノックしつつ一段一段あがっていく。
 目を凝らせば暗闇の中に、さらに暗い影が2つ見えただろう。一つはしなやかな体をタイトな黒い革服で包み込んだ赤毛の女。一つは隻眼の瞳が赤く輝く漆黒の鳥。
 明かりらしい明かりと言えば、天窓から差し込む薄い月明かりしかない中、女と鳥は細い足場を苦もなく上り、倉庫の天井から吊り下げられている金属の塊へとすりよった。
 飛空艇。学者グレンが設計し、その孫シドが組み上げた小型飛行機。
 浮遊城が無くなった今は、次の出番を待ってメンテナンスを受けていると思われていたのだが、
「……なによコレ」袖口からほのかに輝く石柱を取り出し、飛空艇の状態を確認していた赤毛の女が悪態をつく。
 金属の翼は通常よりもさらに多段にわたって格納され、ガラスの風防には頑丈なシャッターが取り付けられている。さらに機体にはサビ止めだろうか、鼻を刺激する塗料の上塗りと、目には見えない保護魔法の文様が施されていた。
「使う気がないってこと?」
「イルマ」深みのある男の声がささやく。
 女は黒チョコボが指し示す先へ目をやる。飛空艇の搭乗口の取っ手には、まるで役場の公式文書を思わせる紙と蝋を使った封印が貼られていたが、書かれている文章は公文書からは程遠かった。
“勝手に乗ったヤツは〆る。 シド・フェルディナンド”
 さらに悪態をつこうとした女と黒チョコボが気配に身を硬くする。
 重い切り替えスイッチが動く音と同時に、室内灯が白い光を格納庫中に解き放った。
「やりかねないと思っていたが、本当に来るか」
 操作盤のかたわらに立つシドが、女と黒チョコボを見上げて呆れ果てた声をあげる。


あ、ウチのシドの名前はフェルディナンドです。勝手につけました。(←開き直っている)
あと、思いつくままに打ちまくったネタ帳にはこんな文章まで……


「……俺がこうやって各国を回ろうとしているのは、繊細で細密なパーツを“不用意に”いじってしまった技師たちの後始末のためだ」
 シドはくすくすと小さな笑みを漏らす。
「ダメだってしつこいぐらい警告してあるのに、やっぱり分解しちまうんだよなぁ。すでに何隻か飛べなくなってる。ウチの王様が飛空艇を使って海上会議をやろう!なんて言い出したらどうするつもりだろうな」
「やはり意図的なものか」
「ああ、俺はまだ、秘密を誰にも明け渡すつもりはない。もっと飛空艇が普及して、いろんな工房の模造品が飛ぶようになって、空が一握りの人間だけの特権ではなくなる日までね」
「追従者を恐れて……ではないのか?」
「機工士をなめちゃいけない」 自分にとって敵になる相手の話だと言うのに、カルナックのグラン・マイスターは嬉しそうに目を細める。「心臓部以外は公開したからな。1~2年で似た船が出てくるぞ。一番手はサロニアだ、賭けたっていい。もっとも性能は比べ物にならないがね」
「では何のためだ?」
「知ってるだろ? 君ならすぐに思い至ったはずだ。いや、君だけじゃない。国を統べる者なら誰しも考えたはずだ」
 シドの顔から笑みが薄れる。しかし、代わりに浮かぶのは怒りでも落胆でもなく、ただ淡々とした事実を見届ける表情。
 私はゆっくりうなづく。
 彼の言うとおりだ。宮廷へ近づく飛空艇を見たその瞬間に私は考えていた。あれを使えばどれだけの兵力を送り込めるのか? どれだけの兵器を積み、どれだけの爆薬を敵の頭上から落とせるのかを。
 だからこそ、すぐさま自国の機工士たち、技師たちに、量産化のための解析を命じたのだ。
「当分、俺の船は優位に立つ。だからバカが出てきたら首根っこ捕まえて、どこへなりと放り込める」
言いながら、シドは目の前の空間から見えない何かをつまみ上げ、脇に取り除ける仕草をしてみせる。
「ジャッジスか」私の脳裏に王国の秩序を守る甲冑姿の番人たちがよぎる。
「あー、あれほどまで規律立って、しっかりできるかな?」
「規律があろうとも、永遠には続かんぞ」
「永遠に面倒を見るつもりなんかないさ」金帯を乗せた肩がすくめられる。「そのうちみんな気がついてくれる。便利な道具が加わっただけで、結局、やることも立場も力関係も同じなんだってね」
 私へ向けられた笑顔が、心なしか寂しげに見える。
「俺は、飛空艇を血に染めたくない。甘っちょろい理想だとわかってる。それでも、俺の力がおよぶ限り抗ってみせる。あんたには悪いけどな」
「おまえらしい。だがなシド、くれぐれも身辺には気をつけてくれ」
「皆に言われてる」
 その割には相棒のチョコボ以外の警護もなく、身一つでやってきた青年を私は困惑の思いでみつめた。
 あまりにも無防備すぎる。政治を知る者なら結果をおもんばかり互いの勢力の中でにらみ合うだけかもしれない。だが世の中には大局など歯牙にもかけない愚か者がいる。いや、その方が多いのだ。


なんか妄想大暴走状態ですが、なんと申しますか「飛空艇を造る限りは、その結果まで考えるんじゃないの?」ってのが、それこそ『FF3』の頃から心の隅っこにひっかかっているワケですね。
ある意味、その疑問に明快な答えを見せてくれたのが『FF12』。
ああなるよねー。飛空艇があったら、ああなっちゃうのが当然。
ましてやシドなんつー天才技師がいたら暴走しないわけが無い。
ダイナマイトや核爆弾と同じ。創り手の思惑なんか世界は配慮しちゃくれない。
で、ウチのフェルディナンド君はいろいろと根回しをしまくろうとしている……みたいです。私の脳内と、上記のような謎テキストの中だけですが;
ヘボ絵で手の平に乗せてるブツもその一端。
ちゃんとテキストにしてやりたいものです。

電波受信、お疲れ様でした orz
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