2015'07.17.Fri
7月9日に【大逆転裁判】の特別装丁版が届いたので、終盤だった【ポポロクロイス牧場物語】のストーリーパートを終わらせて、そそくさとこちらへ切り替えたっす。
【ポポロ牧場】はストーリー後にやりこみ要素があるんで、取り掛かると長引きそうだったから、まずスッキリ終わらせられるこちらに手を出した次第。
でもって、先ほど全話終了したので感想とかゴチャゴチャと(ネタバレ&辛口注意)
-----------------------------------------------------------------------------
しょっぱなからブッチャケますと、なんと言いますか
【逆転裁判】とは似て非なる物
って感じです。
逆を言えば、【大逆転裁判】と銘打って、登場人物も舞台もまったく変えてしまって大正解と言いますか。
ものすごく、とっ散らかった印象を受ける作品っす。
まず、【逆転裁判】のキモである謎解きなんですが……
謎解きどんでん返しの連鎖である【逆転裁判】に対して、この【大逆転裁判】は物語にちょっとした謎解きと、判じ物や言葉遊びと間違い探しがプラスされた感じです。
成歩堂龍一が主役の【逆転裁判】(1~3)で感じた、脳味噌がヒリつきそうなロジックとトリックの迷宮っぷりが薄れてしまい、あろうことか【レイトン教授VS逆転裁判】よりも生ぬるい難易度と、右往左往できない一本道ルート。
まぁ、旧作で苦しめられた「なんで、同じ意味を持っているこっちの証拠品じゃNGなんだよ!」って部分が緩和されているのは、とってもありがたかったんですが、有能過ぎる補佐役(寿沙都さんやアイリスちゃん)が的確なサポートをはさみまくってくれるおかげで、まず悩まずに済んでしまうという……。
たのむから「相談する」コマンドの中に仕舞いこんでおいて欲しかった orz
あと、一つの証拠品に複数の意味が重なっている入れ子状態や、見方を変えると意味が激変するなんていう、逆裁名物がなくなっているのも物足りない。
次に書き連ねるストーリーにも通ずるのですが、全体的に予定調和が見え見えなんですね orz
何度となく「練りこみ不足?」「時間が無かったのか?」と首をひねってしまったっす。
<< ストーリー >>
【逆転裁判】シリーズで一番、薄いです。困った事に【レイトンVS逆裁】より薄いっす。
ボリュームはあるんですが……。
こんな印象を与えてしまう最大の原因は3つあるように思えるんです。
まず1つは、今作で提示されている「チラチラと見え隠れする、最重要な謎の数々と伏線」が、ことごとく「次回作へ持ち越し」されていること。
これは痛い。
というか、どうした巧舟?!と言いたくなったっすよ。
これまでの【逆裁】なら、ひとまず解決はした!大団円だ!でも、謎が1つ残ってしまった。その謎の後ろをうかがい見ると、そこにはとんでもない闇が潜んでいる気配が……。
だったのに、今回は、本当にあらゆる怪しい伏線について、ほとんど展開のないまま「次号、刮目して待たれよ!」と投げ出されているんっす;
白鳥さんの裏は? パパなんで日本にいたの? 相棒の目的は? 原稿はどうして? ヴォルテックスさん活躍は? 二つ名スゴイのに名前負け? etcetc
ヴォルさんとバンさんの凄そう&思わせぶりなのにサッパリなにも無かったところは、盛大にずっこけましたよ。
御剣ってホントすごいキャラなんだなぁと再確認しちゃいましたし。
2つ目は、爽快感の無さ。
上の謎持ち越しも一因なんっすが、さらに今回の事件が、スッキリしない結末が連発してしまうという……。
1)結局逃げられ謎が残る。
2)タダの事故で重要人物が死ぬ。(その重要人物は命を狙われていると伏線はあったが、結局、不幸な事故)
3)無罪を勝ち取るが、それでよかったとは思えない
4)実は事故デシタ。無罪を勝ち取り依頼人も喜ぶが、その面白そうな依頼人はあっさり居なくなる(以降、本編中には登場しない)
5)無罪を勝ち取るが謎は山盛りのまま本編終了。
ことごとく、どこかモヤッとした気分で終わってしまうという……。
3つ目は登場人物の薄さと、ゲストキャラの出番の少なさ。
龍ノ介くんや寿沙都さん、ホームズさんなどのメインキャラはイイ感じなんだけれど、サブキャラやゲストキャラが薄い。
舞台が日本 → 船内 → 英国と移るためか、ゲストキャラも使い捨て。
よくある、助けた依頼人が次で活躍してくれる or 手助けしてくれる(ひたすら足を引っ張りまくる名物キャラも居たなぁ)、って黄金パターンが発生しないんっすよね。
人のいい、味方になりそうなキャラは、ほぼ1回だけのゲスト。
(細長さんだけ……だよな。ジーナは打ち解けたと思ったら即容疑者になっちゃったし)
一方、頻繁に登場するキャラクターの多くが、どこか敵対的なものだから(極東の島国でしかない日本や、有色人種である日本人を白人が見下げる描写が多いのも一因)、倫敦の街に良い印象がもてないし、移動場所と回数が少ないせいで思いいれももてない。
(名所めぐり要素がゼロとは思わんかった;)
フォローする立場のホームズが、キャラクターを表現することで手一杯になっている感が。
後半ではホスト役に回るし、アイリスちゃんは最初から好意的だから安心できるんだけれど。
<< システム >>
共同推理、陪審員、共に面白そうなのに毎回パターンが同じ orz
あまりにもヒネリが入ってなくて「練りこみ時間が無かったのか?」と心配になったほど。
共同推理は、キャラのあやしいポイントがまんま答えだし、アイテムの指摘も悩みようが無いストレートな物ばかり。
陪審員に至っては、なにがなんでも有罪にしたいがために無茶苦茶言い出してるし……。
有罪にしたい理由がちゃんとお話のなかにあればともかく(そんなヤツを陪審員に選ぶな!って突っ込みは、今作の時点で有りまくりだから問題ないはず)、人の生き死にがかかっているのにふざけているとしか思えない理由で有罪票をポイポイ投げ込む様子にガッカリ。
もっとはっきり言えば、裁判の起承転結の流れに沿って「そろそろ追い込み来るかな?」ってタイミングで、無理やりにでも有罪票6発打ち込んでくる判りやすさが……。
正直、【レイトンVS逆裁】の陪審員の方が有能っす。
新システムが取ってつけた練りこみ不足で終わるってのは、逆裁の名物ではあるんっすが、陪審員についてはレイトンで体験済みだっただけに、まさかマイナーダウンするとは;
共同推理、陪審員、いつもの裁判と、要素が3つに分かれていて、それぞれ薄かったがために、全体的にとっ散らかった印象を受けてしまったワケです。
3Dモデリングされた証拠品をグルグルまわすって楽しみも、英国法廷で乗合馬車をドンと出されてグルグル回せて「ひゃっほー!」となったのが山。
後はいつも通り、紙を裏返す、冊子を開く、怪しいボタンを調べる、でほぼ完了。無駄&まぎらわしい情報が無いのでいじりがいがなかった;
乗合馬車は仕掛けも多くて面白かっただけになぁ……。
<< その他 >>
キャラクターのモーション、すごく頑張っているのはわかります。
でもね、毎回はしつこくないっすか?
あと、近作の逆裁シリーズ(検事含む)で気になりまくっているんですが、もうちょっとモーションの出し惜しみをしてください。
例をあげるとバンジークスさんの、踵落としは本気で頭に来た or 最高に勝ち誇った時だけでいいです。
あんなにポンポン繰り出されたら、ただの足癖の悪い品の無いオヤジです。
ワインの動きも毎回、無理やり長々とやらなくていいです。
グラスをくゆらせているだけで良いじゃないですか。くるくるまわしていたのがフと止まり、でもまた動き出すだけで感情が見えるんですよ。
そういう、押さえた演技を大事にしてください。
龍ノ介くんも、ダメージ受けるたびに、後ろまで飛ばされて反動で机に突っ伏すまでやらなくていいです。普段は亜内さん程度にのけぞるだけでいいです。本当に最大ダメージを受けたときだけ突っ伏すまでやってください。
顔を叩くのも、臨戦態勢や完全に考えを切り替える時だけとか限ってください。
せっかく亜双義さんの刀があるんだから、何かあると柄に手をやる(抜刀じゃなく無意識に左手を添える感じ)とかの方が深みが出ませんかね?
どっちかと言うと、普段のモーションは控えめに、ブレイクを昔のようにハデにしていただきたいものかと。
今作のブレイクの地味さには泣けましたよ。
3Dキャラで派手にブレイクは大変なんだろうけれど、だったらいっそブレイクしたら2Dになっちゃって…ぐらい割り切ってもいいんじゃないですかね?
あと、倫敦倫敦と言う割に、シャーロキアン以外が期待する倫敦らしい倫敦名物がまったく登場しないのはどうかと思うんっすよ。
ビッグベンやタワーブリッジやバッキンガム宮殿やハイドパークやピカデリーサーカスとか、そういう、ロンドン通じゃなくても知っている名所もやっぱり出して欲しかったですよ。
(オマケシナリオでセリフでのみ登場してたりしますけど)
今作は全体的に選択肢が狭く、右往左往や寄り道ができる幅が無さすぎに感じました。
アレ、高難易度につながっていて評判が悪かったり、製作面でも手間隙がかかりすぎるので避けたいのかも知れませんが、やっぱり無駄に歩いて世界観や空気感を感じ取るってのも大事なんじゃないかなぁと。特に今回はビクトリア時代の倫敦なんてオイシイ舞台なんですし。
イーストエンドとかも実際に見た方がジーナの気持ちが実感できたと思うんですよ。
さて、さんざん辛口を連ねましたし、なんかまだ吐き出しきれてない気もするっすが、似非シャーロキアンで犬ホームズ好きとしては、今作の題材は非常に嬉しかったのも確かなんですよ。
てか、エイプリルフールのネタや、ホームズ氏の茶色っぷりに何やら察してはいたんですが、ラストシナリオに出てくる悪党2人組を見て大爆笑したっすよ。
トッドとスマイリーかよ!!!
ってことは、ジーナはポリィかよ!!!(w
惜しむらくは教授が合言葉のネタでしか登場していないことなんっすが……次作以降に出ますかねぇ?
ビクトリア時代の倫敦のトリビアとか、ホームズ作品ネタとか、好きな人間にはタマラン物が散りばめられていて楽しかったんだけれど、逆を言うと判らない人は楽しめたのか、ちょっと心配ですわ。
いや~、今作のホームズさん、犬ホームズっぽい上にスチームパンクっぽいアイテム&技師属性を持っているせいで、俺っちが大好きなシドにめっちゃ近くてタマランのですよ。
いやー、ここまでド直球に好みが来ると笑っちまいますわ。変人だし(w
アイリスちゃんも、最初キャラ絵を見た時には媚び系かと警戒したんだけれど、実際にゲーム内で登場してきたら、すごく素直で友だち思いのカワイイ娘だったので大好きだし。
出番が終盤だけだったのが非常に惜しい!
次作はもうちょっとトリックを練りこんで、キャラクターもふくらませて、陪審員にも思いやりや人生観を持たせていただけたらと。
キャラクターのモーションはクドくならないよう抑え目に、証拠品を調べたときのコメントや、一通り供述を聞いた後に出る寿沙都さんやアイリスちゃんとの会話がかなり長いので、できれば2回目以降の要点のみの短いバージョンも用意して欲しいっす。(バックログがあるんだし)
似非だけどシャーロキアンとしては、次作以降もちゃんと購入したいと思っているんで、どうか頑張っていただきたいと。
ランドストマガジンも全号買うつもりで入金済み。
今のところショート・ショートはギャグ路線みたいだけれど、できれば伏線を補強するようなネタもお願いしたい。
頼みます!
しょっぱなからブッチャケますと、なんと言いますか
【逆転裁判】とは似て非なる物
って感じです。
逆を言えば、【大逆転裁判】と銘打って、登場人物も舞台もまったく変えてしまって大正解と言いますか。
ものすごく、とっ散らかった印象を受ける作品っす。
まず、【逆転裁判】のキモである謎解きなんですが……
謎解きどんでん返しの連鎖である【逆転裁判】に対して、この【大逆転裁判】は物語にちょっとした謎解きと、判じ物や言葉遊びと間違い探しがプラスされた感じです。
成歩堂龍一が主役の【逆転裁判】(1~3)で感じた、脳味噌がヒリつきそうなロジックとトリックの迷宮っぷりが薄れてしまい、あろうことか【レイトン教授VS逆転裁判】よりも生ぬるい難易度と、右往左往できない一本道ルート。
まぁ、旧作で苦しめられた「なんで、同じ意味を持っているこっちの証拠品じゃNGなんだよ!」って部分が緩和されているのは、とってもありがたかったんですが、有能過ぎる補佐役(寿沙都さんやアイリスちゃん)が的確なサポートをはさみまくってくれるおかげで、まず悩まずに済んでしまうという……。
たのむから「相談する」コマンドの中に仕舞いこんでおいて欲しかった orz
あと、一つの証拠品に複数の意味が重なっている入れ子状態や、見方を変えると意味が激変するなんていう、逆裁名物がなくなっているのも物足りない。
次に書き連ねるストーリーにも通ずるのですが、全体的に予定調和が見え見えなんですね orz
何度となく「練りこみ不足?」「時間が無かったのか?」と首をひねってしまったっす。
<< ストーリー >>
【逆転裁判】シリーズで一番、薄いです。困った事に【レイトンVS逆裁】より薄いっす。
ボリュームはあるんですが……。
こんな印象を与えてしまう最大の原因は3つあるように思えるんです。
まず1つは、今作で提示されている「チラチラと見え隠れする、最重要な謎の数々と伏線」が、ことごとく「次回作へ持ち越し」されていること。
これは痛い。
というか、どうした巧舟?!と言いたくなったっすよ。
これまでの【逆裁】なら、ひとまず解決はした!大団円だ!でも、謎が1つ残ってしまった。その謎の後ろをうかがい見ると、そこにはとんでもない闇が潜んでいる気配が……。
だったのに、今回は、本当にあらゆる怪しい伏線について、ほとんど展開のないまま「次号、刮目して待たれよ!」と投げ出されているんっす;
白鳥さんの裏は? パパなんで日本にいたの? 相棒の目的は? 原稿はどうして? ヴォルテックスさん活躍は? 二つ名スゴイのに名前負け? etcetc
ヴォルさんとバンさんの凄そう&思わせぶりなのにサッパリなにも無かったところは、盛大にずっこけましたよ。
御剣ってホントすごいキャラなんだなぁと再確認しちゃいましたし。
2つ目は、爽快感の無さ。
上の謎持ち越しも一因なんっすが、さらに今回の事件が、スッキリしない結末が連発してしまうという……。
1)結局逃げられ謎が残る。
2)タダの事故で重要人物が死ぬ。(その重要人物は命を狙われていると伏線はあったが、結局、不幸な事故)
3)無罪を勝ち取るが、それでよかったとは思えない
4)実は事故デシタ。無罪を勝ち取り依頼人も喜ぶが、その面白そうな依頼人はあっさり居なくなる(以降、本編中には登場しない)
5)無罪を勝ち取るが謎は山盛りのまま本編終了。
ことごとく、どこかモヤッとした気分で終わってしまうという……。
3つ目は登場人物の薄さと、ゲストキャラの出番の少なさ。
龍ノ介くんや寿沙都さん、ホームズさんなどのメインキャラはイイ感じなんだけれど、サブキャラやゲストキャラが薄い。
舞台が日本 → 船内 → 英国と移るためか、ゲストキャラも使い捨て。
よくある、助けた依頼人が次で活躍してくれる or 手助けしてくれる(ひたすら足を引っ張りまくる名物キャラも居たなぁ)、って黄金パターンが発生しないんっすよね。
人のいい、味方になりそうなキャラは、ほぼ1回だけのゲスト。
(細長さんだけ……だよな。ジーナは打ち解けたと思ったら即容疑者になっちゃったし)
一方、頻繁に登場するキャラクターの多くが、どこか敵対的なものだから(極東の島国でしかない日本や、有色人種である日本人を白人が見下げる描写が多いのも一因)、倫敦の街に良い印象がもてないし、移動場所と回数が少ないせいで思いいれももてない。
(名所めぐり要素がゼロとは思わんかった;)
フォローする立場のホームズが、キャラクターを表現することで手一杯になっている感が。
後半ではホスト役に回るし、アイリスちゃんは最初から好意的だから安心できるんだけれど。
<< システム >>
共同推理、陪審員、共に面白そうなのに毎回パターンが同じ orz
あまりにもヒネリが入ってなくて「練りこみ時間が無かったのか?」と心配になったほど。
共同推理は、キャラのあやしいポイントがまんま答えだし、アイテムの指摘も悩みようが無いストレートな物ばかり。
陪審員に至っては、なにがなんでも有罪にしたいがために無茶苦茶言い出してるし……。
有罪にしたい理由がちゃんとお話のなかにあればともかく(そんなヤツを陪審員に選ぶな!って突っ込みは、今作の時点で有りまくりだから問題ないはず)、人の生き死にがかかっているのにふざけているとしか思えない理由で有罪票をポイポイ投げ込む様子にガッカリ。
もっとはっきり言えば、裁判の起承転結の流れに沿って「そろそろ追い込み来るかな?」ってタイミングで、無理やりにでも有罪票6発打ち込んでくる判りやすさが……。
正直、【レイトンVS逆裁】の陪審員の方が有能っす。
新システムが取ってつけた練りこみ不足で終わるってのは、逆裁の名物ではあるんっすが、陪審員についてはレイトンで体験済みだっただけに、まさかマイナーダウンするとは;
共同推理、陪審員、いつもの裁判と、要素が3つに分かれていて、それぞれ薄かったがために、全体的にとっ散らかった印象を受けてしまったワケです。
3Dモデリングされた証拠品をグルグルまわすって楽しみも、英国法廷で乗合馬車をドンと出されてグルグル回せて「ひゃっほー!」となったのが山。
後はいつも通り、紙を裏返す、冊子を開く、怪しいボタンを調べる、でほぼ完了。無駄&まぎらわしい情報が無いのでいじりがいがなかった;
乗合馬車は仕掛けも多くて面白かっただけになぁ……。
<< その他 >>
キャラクターのモーション、すごく頑張っているのはわかります。
でもね、毎回はしつこくないっすか?
あと、近作の逆裁シリーズ(検事含む)で気になりまくっているんですが、もうちょっとモーションの出し惜しみをしてください。
例をあげるとバンジークスさんの、踵落としは本気で頭に来た or 最高に勝ち誇った時だけでいいです。
あんなにポンポン繰り出されたら、ただの足癖の悪い品の無いオヤジです。
ワインの動きも毎回、無理やり長々とやらなくていいです。
グラスをくゆらせているだけで良いじゃないですか。くるくるまわしていたのがフと止まり、でもまた動き出すだけで感情が見えるんですよ。
そういう、押さえた演技を大事にしてください。
龍ノ介くんも、ダメージ受けるたびに、後ろまで飛ばされて反動で机に突っ伏すまでやらなくていいです。普段は亜内さん程度にのけぞるだけでいいです。本当に最大ダメージを受けたときだけ突っ伏すまでやってください。
顔を叩くのも、臨戦態勢や完全に考えを切り替える時だけとか限ってください。
せっかく亜双義さんの刀があるんだから、何かあると柄に手をやる(抜刀じゃなく無意識に左手を添える感じ)とかの方が深みが出ませんかね?
どっちかと言うと、普段のモーションは控えめに、ブレイクを昔のようにハデにしていただきたいものかと。
今作のブレイクの地味さには泣けましたよ。
3Dキャラで派手にブレイクは大変なんだろうけれど、だったらいっそブレイクしたら2Dになっちゃって…ぐらい割り切ってもいいんじゃないですかね?
あと、倫敦倫敦と言う割に、シャーロキアン以外が期待する倫敦らしい倫敦名物がまったく登場しないのはどうかと思うんっすよ。
ビッグベンやタワーブリッジやバッキンガム宮殿やハイドパークやピカデリーサーカスとか、そういう、ロンドン通じゃなくても知っている名所もやっぱり出して欲しかったですよ。
(オマケシナリオでセリフでのみ登場してたりしますけど)
今作は全体的に選択肢が狭く、右往左往や寄り道ができる幅が無さすぎに感じました。
アレ、高難易度につながっていて評判が悪かったり、製作面でも手間隙がかかりすぎるので避けたいのかも知れませんが、やっぱり無駄に歩いて世界観や空気感を感じ取るってのも大事なんじゃないかなぁと。特に今回はビクトリア時代の倫敦なんてオイシイ舞台なんですし。
イーストエンドとかも実際に見た方がジーナの気持ちが実感できたと思うんですよ。
さて、さんざん辛口を連ねましたし、なんかまだ吐き出しきれてない気もするっすが、似非シャーロキアンで犬ホームズ好きとしては、今作の題材は非常に嬉しかったのも確かなんですよ。
てか、エイプリルフールのネタや、ホームズ氏の茶色っぷりに何やら察してはいたんですが、ラストシナリオに出てくる悪党2人組を見て大爆笑したっすよ。
トッドとスマイリーかよ!!!
ってことは、ジーナはポリィかよ!!!(w
惜しむらくは教授が合言葉のネタでしか登場していないことなんっすが……次作以降に出ますかねぇ?
ビクトリア時代の倫敦のトリビアとか、ホームズ作品ネタとか、好きな人間にはタマラン物が散りばめられていて楽しかったんだけれど、逆を言うと判らない人は楽しめたのか、ちょっと心配ですわ。
いや~、今作のホームズさん、犬ホームズっぽい上にスチームパンクっぽいアイテム&技師属性を持っているせいで、俺っちが大好きなシドにめっちゃ近くてタマランのですよ。
いやー、ここまでド直球に好みが来ると笑っちまいますわ。変人だし(w
アイリスちゃんも、最初キャラ絵を見た時には媚び系かと警戒したんだけれど、実際にゲーム内で登場してきたら、すごく素直で友だち思いのカワイイ娘だったので大好きだし。
出番が終盤だけだったのが非常に惜しい!
次作はもうちょっとトリックを練りこんで、キャラクターもふくらませて、陪審員にも思いやりや人生観を持たせていただけたらと。
キャラクターのモーションはクドくならないよう抑え目に、証拠品を調べたときのコメントや、一通り供述を聞いた後に出る寿沙都さんやアイリスちゃんとの会話がかなり長いので、できれば2回目以降の要点のみの短いバージョンも用意して欲しいっす。(バックログがあるんだし)
似非だけどシャーロキアンとしては、次作以降もちゃんと購入したいと思っているんで、どうか頑張っていただきたいと。
ランドストマガジンも全号買うつもりで入金済み。
今のところショート・ショートはギャグ路線みたいだけれど、できれば伏線を補強するようなネタもお願いしたい。
頼みます!
PR
Post your Comment
カレンダー
カテゴリー
プロフィール
ブログ内検索
ブログパーツ