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「きおくのカケラ」分館 銭亀(ギルガメ)用

結局FF14は休止のまま。ヴェーネスに会いたいけど…

2024'11.22.Fri
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2015'01.22.Thu
遅まきながら『ホビット 決戦のゆくえ』を観てきたっす。
遅すぎて、吹き替え版が終わってしまっていたのが残念。


ぶっちゃけ、この『ホビット 決戦のゆくえ』は、『指輪物語』に思い入れがないと間延びした、山場のよく分からない映画だと思うんっす。
3作目が始まってすぐにアイツはアッサリ退場し(「へ?」と声を出しそうになった;)、メインパーティは出番がないまま鬱々と引き篭もり、別パーティも一致団結?なにそれ?とあっちもこっちもグズグズ。
主人公たちが格好良くズババーッと友情と熱意で解決するストーリーラインに慣れてしまった身には、あまりにもキツすぎる流れ。

が、逆に『指輪物語』が好きならば観ておかないと損な作品であるのも確かっす。

物語が、あっちもこっちも身勝手でグズグズとした展開になっているのは、原作通りなんだから仕方がないんだよねぇ。
ドワーフたちは「今しか入れないんだから行く。たぶんなんとかなるだろー」と無計画に突入して事態を悪化させてしまい、運よく町にいた射手が死ぬ気で頑張ってくれたので何とかなっただけ。
それなのに欲の皮をつっぱって事態をさらに悪化させてしまい……ってのは原作のまま。
メインプロットだから、さすがに変更はできない。原作が好きならなおさら。
冷静に考えると、かなり行き当たりばったりでご無体な原作ストーリーを、細々としたフォローで固めて『ロード オブ ザ リング』へつなげたのがこの映画版で、丁寧にしっかり作ってくれた良作だと思っとります。

バルドの家族や、死人遣いとの対決、タウリエルなど、原作にはないけれど創作されたことで世界観を補完&補強したお手並みは見事。
映画版の完全オリジナルキャラであるタウリエル嬢については、お手軽なロマンス発生キャラっぽくて違和感があったんだけれど、ラスト近くのスランドゥイルさんとの対話で一気に株がうなぎのぼり。
あの堅物エルフの典型のような王様の、鉄壁の守りを砕いて本心をさらけ出させるキャラだったとは!(タウちゃんだけが理由じゃないとは言え)

さらに嬉しいサプライズだったのは、今作にも白のサルマン殿が登場し、見事なバトルを披露してくれたこと!!
うわーうわー! クリストファー・リーさんお元気そうで何よりっすぅぅ!! 92歳(5/27で93歳!)でもまだまだ現役。うひゃっほー!!!
このシーンは最高でしたよ。ガラ様恐いし! 強ぇし! やっぱ、ガラ様最高ぅv
そして自分的「うわ、大穴!」だったのが、さっそうと現れたエルロンド卿!
ガラ様がすごすぎて霞みがちなんだけれど、このお人もスゲーんだよな。…つい忘れるけど(失礼すぎ)
そして、フラグが立ったのね、と匂わせる展開。サルマンさ~ん (´;ω;`)

相変わらず、魔法を使わないのに強いガンダルフ(絶対、ジョブ間違ってる)に、
ドワーフは色んな意味で石頭で、
エルフ界のリーサルウェポンは、やっぱりとんでもない身体能力で敵を屠りまくり(やっぱ、何かおかしいって、あの人)、
デザイナーたちがエヘエヘ楽しみながら作り出したんだろうなぁと分かる、オーク軍のムダに凝った兵装やら装備と、地味だけど大活躍している大角鹿や山羊と言った騎乗動物たち。
ファンタジーと中つ国を堪能させていただきましたとも。

これでミドルアースの物語はひとまず完結。
本国などでは続編だかスピンアウトだかの話もあるようなウワサが薄っすらと聞こえてますが、どうなるのやら。

戦闘キャラではなく、物語り上でもどちらかと言えば受け身なので、派手に活躍するシーンがないため、どうしても埋もれがちになってしまうビルボ・バギンズを、埋もれさせず、でもあくまでも「ごく普通の一般人」として演じきったマーティン・フリーマン氏の底力はすごいっすねぇ。
フロドみたいな美少年路線じゃない、ほんとにフツーの人なのにカメラフレームの中に入ると、ひゅっと目を引かれてしまうと言うか。
表情、身振り、歩き方、指先のちょっとした動きまで、なぜか追いかけてしまう。
字幕版を観たはずなのに、何故かビルボだけ日本語吹き替え版を観たような錯覚を起こしてるんっすよ。不思議っす(w

さて、3部作をひとまとめにしたブルーレイBOXはいつ出るんだぁぁ?
待ってるぞ~!
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