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「きおくのカケラ」分館 銭亀(ギルガメ)用

結局FF14は休止のまま。ヴェーネスに会いたいけど…

2024'11.02.Sat
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2010'02.25.Thu
100225_01.jpg以前の住まいからは行きにくかったシネコンが、バス1本でサクッと行けると判ったので、公開されたばかりの『コララインとボタンの魔女』と、大ヒットしてるらしい『アバター』の3DVerを観てきたっす。
←右にあるのは今日発売だった「みんなのおすすめセレクション版【朧村正】
何故かアバターじゃなくて『Dr.パルナサスの鏡』のパンフレットがあるのは、この金曜日で上映が終わってしまい、観られないのが確実になったのでせめてパンフだけでも…と買い込んだから。
テリー・ギリアム節が炸裂してて大画面で観たら面白そうだったんだけれどなぁ……失敗した;

上映前に流れるCMの中で、『アリス・イン・ワンダーランド』がかなり面白そうに仕上がってたので楽しみ度数がUP。
この映画、正統派のアリス物語を期待するとハズす可能性が高いっすよ。
なんというか…ゲームシナリオっぽいので、「今時風にアレンジしてみました」が許せないと辛いかもなー。
映像はさすがにティム・バートンだけあって、独特の「作り物感バリバリなんだけど妙にリアルで変で美麗」な背景が、夢の中を思わせるアリスの世界らしくて続きを見たい!と思わさせられてしまったよ。
3/6からストラップ付き前売りが始まるので買いに行く予定。
あと、もう一つCMが流れてた映画で気になってならないのが『シャーロックホームズ』
なんかものすごーくバッタ物臭いシャーロック・ホームズ(w
どう見ても敵役の方が正統派ホームズなんですけど?
あとワトスン先生が「強えぇ&恐えぇ」キャラっす。自称シャーロキアンな私としちゃ観とかなきゃいけない気がするけど観るのが恐い映画だなぁ orz

さて、『コラライン』の感想をば。

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セリック監督の個性を期待していると肩透かしをくらうかもな~と思っちゃうぐらい、実に素直な児童文学作品。
とは言え、毒がまるっきり無いワケじゃなく“下の階に住んでいる女優コンビ”には「うわぁ…」となるかも(w
登場人物の数は少ないけれど、その分、各キャラクターの性格がわかりやすいので物語にすんなりと入って行けるのが気持ちよかったな~。
それだけにパンフレットの表紙にも登場している幽霊たちの出番が少なくてガッカリ。
もうちょっとイロイロ関わってくるかと思ってたのに。
ボタン目のパパと、ボタン目のワイビーはいいキャラだった! 猫も良かったけれど予測できてたのがマイナス要因に。いい感じに猫らしい猫で好きなんだけど。
かなり重要キャラになっているワイビーが、原作には居ないキャラだってのが驚き。
原作も読んでみようかねぇ?

61匹のネズミが踊るシーンとか、モヤの中をキャラが動き回ったり、髪の毛サラサラ~や、部屋そのものの形が変わるとかを見ていると、ストップモーション技術ってかなりの域に達しようとしているんだけれど、突き詰めるほどCGとの境界が薄れて行くのが寂しい限り。
手で動かしてる感があふれるカクカクとした動きは、アニメーターが優秀になるほど滑らかになって行くし、素体や素材の進歩によってリアル感も増しているんだけれど、それってCGが向かっているのと同じ方向だから、だんだん似たり寄ったりになっているんだよな。
もちろん、人の手作業だから完璧な動きはありえないから、ストップモーションならでわの温もりのあるギクシャク感はずっと残るだろうけれど、心配なのは古い手法として廃れちゃわないか……って一点。
ショートムービーや芸術作品系列でなら生き残れるだろうけれど、それだけ…は寂しすぎる。
だから、このコララインも色んな人に観てもらってストップモーションに親しんでもらいたいし、収益もそれなりに上がってジャンルとして生き延びて欲しいよなぁ。

続いて『アバター』
CGすげー! もうそれしか無い。
異星の異文化を創り上げた熱意と才能に嫉妬(イミ無ぇw
物語自体は、ものすごく王道な異種文明とのコンタクトと不幸な戦争ってプロットなんだけれど、舞台となるパンドラに詰め込まれた要素が、SF好きゲーム好きにゃたまらん要素てんこ盛りだし。
ナヴィ側のスピリチュアルな(実際は惑星一つが生命体で脳ミソ状態って設定)世界を美しく描きすぎかな~?って感想を抱いたけれど、お話を判りやすくするための割り切りだろうし、その白黒はっきりさせた辺りがヒットの要因だったんだろうね。
つか、キャラがいいわ。
ノームやツーティと言った、主人公に対して嫉妬を抱くキャラの掘り下げが物足りない感もしたけれど(ノームは絶対なにかやらかすと思ったのに!)、キャラの性格や立場を無視したような御都合ではなかったし、それを補って余りある魅力を持つキャラたちがいたのがイイ!
グレイス博士、このAVATARって映画はグレイス博士が主役でも成り立つよなぁ。
媒体がSF小説だったら、確実にグレイス博士が主役だと思う。
エイワの中に取り込まれた後の博士の変容とか知りたかったよ~。
ものすごくアクティブで好奇心が強くて異種族への敬意を忘れずパンドラのシステムを見抜いた女傑。さすがシガニー・ウィーバー
あと女傑と呼びたいキャラがもう一人。
ヒロインじゃないぞ、パイロットのおねーさん、トゥルーディ。
どんな時にもウィットを忘れない、胆の据わった戦う女性。己が抱く正しさを信じて恐れない人。
「ごめんねジェイク」でボロ泣きしかかったよ。
まじカッコイイ。惚れる、つか惚れた。
でもって、もう一人最高にキャラがイカシてたのがマイルズ大佐。
これでもかーーー!って言わんばかりのウォーモンガー。
もっとも、何が何でも戦争したい!ってワケじゃなく、手っ取り早い解決方法に武力があるなら使えばいいし、ヤル限りは徹底的にヤルぜ。ってキャラだよな。
いやースバラシイ憎まれ役。でもってシブトイ。しぶとすぎる。無敵じゃないかと思っちゃうほどしぶとくてカッコイイ!
パワードスーツ(AMPスーツと言うらしい、どうみてもメックw)で脱出するくだりなんかシビレたねー。
あの高さから飛び降りたら、あのチャチィスーツの足パーツなんかひしゃげるだろうし、少なくとも駆動系(関節パーツ)はやられちゃうハズなんだけれど、気にしたくなくなる格好良さ!
オヤジ格好ええぞ~! がんばれオヤジ~! オヤジキャラが光ってこその物語だろう!と思う昨今なだけに大佐大活躍は嬉しかったねぇ~♪

どんでん返しが「王蟲の大海嘯」だったのはちょっと残念だけど、あれより「エイワのちから」っぽさを出そうとすると超常現象とか奇跡とかになっちゃってさらに興醒めしただろうから、落とし所としては妥当なのかなぁ。
パンフレットは買わなかったけれど、メイキングが収録されたDVDは買う予定。
あと、パンドラの動物たちのフィギュアが欲しいけれど、目が肥えてしまっていてMattelが出してるフィギュアじゃダメなんだ orz
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『5』以前のFFが好きな懐古老人。
ワンコ連れた愉快なオッチャンではなく、洞窟に引きこもりな亀ですのでお間違いなく。
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