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「きおくのカケラ」分館 銭亀(ギルガメ)用

結局FF14は休止のまま。ヴェーネスに会いたいけど…

2024'11.02.Sat
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2008'04.13.Sun
PCのリカバリに時間をとられすぎて、ヘボ絵すら用意できなかったぞ orz
いつもにも増して乱文&電波ですがご容赦を。

なんと申しますか、伝説のオウガバトルとかFFT、FF12とかを見てると松野氏は一貫して『神に選ばれた英雄の否定』を繰り返してらっしゃるんだなぁ、と。
 『英雄? たかが人間がどうして都合良く英雄や英雄王になれるんだ?』
 『クリスタルは善ではない』
 『主人公たちもまた善ではない』
 『善なるもの、なんてのは存在しない』
ってテーマがあって、FF12も “主人公らしい主人公は居ない” (ヴァンが空気って意味じゃなく、光の勇者的英雄が存在しないって意味) 物語なんじゃないかと。

ゲームとしてはヴァンとアーシェ王女ご一行が主役なんだけど、“神”(オキューリア)が封じ込めた“悪魔”を召喚獣として使役してみたり(FFTだったらルカヴィだよな)、『英雄の剣とクリスタル』を授かっておきながら裏切ってみたりと、冷静に見てみるとかなり悪寄り。

一方のヴェインとシド。
ヴェインは悪の皇帝的立ち回りをしてるんだけど、実のところ特殊能力は全然持ってない普通の人。
人造破魔石を使ったのもラストバトルだけだし……つーか、人間サイズな上に素手で殴ってくるラスボスって初めて見たかも知れない orz
この人、最初から最後まで全然楽しそうじゃないんだよね…。
普通、ラスボスって自分のために行動するし、怒りでも憎しみでもいいから、何か耐え難い衝動に突き動かされていることが多いんだけど、兄上は『義務感』で動いてるっぽい。
「自分のため」って一度も言ってないんじゃないかな? アルケイディアのため、ソリドール家のため、だよねぇ。
この辺りが、分かりやすい物語に慣れてると煮え切らなさを感じちゃったりする。

だから、自分のため(?)と言い切ってるシドが分かりやすくて、バトルでも燃えるんだよね。
シドは「神とかぬかすオキューリアが気に食わん。だから介入に使う魔石を壊してやる」とまぁ、非常に分かりやすい理念で動いてる。
会話もテンション高いし、妙に楽しそう。
出会ったときから、人造破魔石で還暦間近の人間を超えた攻撃をしてくるので、プレイヤー側も「やったろやないか!」って意気揚々と迎え撃てる。
まぁ、自分が気に入らないから~って言ってる裏には、この先の人類(ヒュム)の未来を取り返すって大きな目的があったりするんだけど、そこまで読み取らなくてもゲームとしては成り立ってる。
バルフレアと親子対決&ホロリと泣かせる場面もあって、いたれりつくせり。
ステロタイプのラスボスがシドなんだねぇ。

本当に「よくあるRPGのシナリオ」だったら、ヴェインは利用されてただけで、シドがラスボスだっただろうな~(w
その方が完全に「お話」がまとまるから。
でも、そうなったら松野氏のイヴァリースじゃないワケで。

シドはオキューリアを「“神”を名乗るまがい物」と言い切ってるけど、普通のファンタジー世界だったら、十分オキューリアが“善なる神”だったはず。
人の世が乱れた時に、英雄に剣とクリスタルを託し、行く道を指し示す神。なんだし。
ヴァン、アーシェ、バッシュ、バルフレアで、実はクリスタルの4戦士なんじゃないか…と思ったり。
クリスタルを否定する、クリスタルの4戦士かぁ…なんて感慨深くなってみるよ。
……全部、勝手な想像なんだけどね(w
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