外堀から埋めるタイプの私の次のターゲットはファムラン。
バルフリャーもちょっとあるけど、基本はファムラン。
パパンと仲良く?暮らしてた頃から、逃げ出したものの家名とかイロイロから
逃げ切れずにいた頃まで。
アルケイディアから逃げた後、どこでどうやって身を建てたのか?
どうもシナリオアルテマニアを読むと、早いうちにフラン姉さんと遭遇してたっぽい。
(そもそも、製作スタッフ間でも諸説紛々らしいが)
たぶん、金もない、身よりもない(知り合いに転がり込むと、絶対オヤジに見つかって拿捕される)ため、ションボリと膝抱えてる所を拾われたのかねぇ?(w
フ「…行きたい場所はあるの?」
ファ「帝国から離れたい」
……うはー、FF12の困った所が出てきた。頭文字表示だとカブリまくるんだよなぁ。
ゲーム製作する時、これってエラく嫌われてた覚えがあるんだけど、松野氏ってよく名前被らせるよねぇ。
仕方がない3文字だ。
フラン「そんな目立つ船があるんじゃ、ロザリア(配下)は難しいわ」
ファム「………」
フラン「ボウヤ、その船は手放しなさい」
ファム「嫌だ! これは俺の翼だ、誰にも渡さない!!」
フラン「身に余る欲は己を滅ぼすわ」
ファム「……これは俺が作った船なんだ。これだけは手放せない」
(↑勝手設定)
フラン「そう…、機工士なの? ビュエルバ向きだけれど帝国の監視が厳しい。……バーフォンハイムへ行きましょう」
ファム「バーフォンハイム?」
フラン「空賊と空賊くずれがたむろする街。その船の鍵を渡して」
ファム「なっ?!」
フラン「あなたじゃ、嘗められて奪われ、命も取られる。それが望み?」
ファム「帝国の街じゃないか。それより別の国……そうだ、ダルマスカへ」
フラン「ダルマスカ? 帝国とロザリアが睨みをきかせる国へ、偽装もしていない帝国製最新船で迷い込むつもり? いいわ、好きになさい。私はここでお別れね」
ファム「…っ!」
フラン「……どうするの?」
ファム「…………(鍵を差し出す)」
フラン「(受け取り)あの船は私の戦利品。あなたは捕虜。命を奪われない代わりに私に従っている。いいかしら?」
ファム「……わかった」
フラン「これから先、あなたの知らない事がたくさん見いだされるわ。学びなさい。生き延びたいのなら」
FF12世界には、他にももっといろんな街があるんだろうけれど、ゲーム中に出てきている中ではバーフォンハイムが一番“隠れ家”として最適なんじゃないかと。
レダスが登場するのはファム出奔の4年後だし、フラン的にはファムにアウトローの基礎知識教育とシュトラールの偽装さえ済ませることができれば、さっさと別の街へ移動したいところ。
それに、バーフォンハイムは酒や女や博打(たぶんやってる)を覚えるのに最適な街だしねぇぇ。
すっかり染まってから空賊デビューだ(w
ヴァン「あんた義賊なんだろ?!」
バル「ボウズ、冒険物語に出てくるような空賊様は、今の世の中、残っちゃいないんだ。根こそぎ帝国に狩られたもンでね」
ヴァン「帝国が怖いのか?!」
バル「あぁ、怖いねぇ。お前も知らないわけじゃないだろう? あの火力、あの機動性、そしてあの数。理想を振りかざして逆らった所で、花火よろしく散って落ちてちゃ意味がない」
ヴァン「それでも戦うから義賊なんだろ?!」
バル「10年ほど前までは、ぼうずの言うとおりの義賊が生き残ってたらしい。帝国相手に立ち回って、それなりに成果を上げていた……上げちまったのが良くなかった。
帝国のグラミス王はいたくお怒りになられて、優秀な息子たちに空賊狩りを命じたそうだ。まだ14歳かそこらの3男坊まで送り出してな。
帝国に逆らうヤツはもちろんのこと、荷運びで穏やかに生計を立ててるようなヤツまで睨まれて、ギュウギュウに締め付けられた。抵抗したら逆賊ってコトで牢獄送り。
今残ってる空賊ってのは、帝国に袖の下なんかを渡して仲良くやってるか、俺みたいに毛嫌いして逃げ回ってるかのどっちかなのさ」
ヴァン「……見損なった」
バル「ま、いずれおまえもわかる。空にも見えない網が幾重にも張られてるってコトがな。……逃げた先に自由なんて無い。立ち向かう…しかないのか」
はい、勝手設定の山でございます。
ぼうず、ぼうず、って呼ばれてるのに怒ってないなぁ、ヴァン(w
ウチのファム(バル)は事なかれ主義にチェンジしました。
設定を突き詰め、ゲーム中での立ち位置から推測すると、
1】 帝国に対して抵抗しているヒーロー
2】 帝国には係わらないようにしている。ヤバい事からはとっとと逃げるのが長生きのコツ
の、どっちかにしかならない。
最初は1】だと思ってたんだけど、シナリオアルティマニアを読むと、製作者側は2】を考えていたようで……。
松野氏が「彼(バル)だけで大作話が1本書ける」と言ってたらしいんだけど(風の噂)、そうなると確かに2】だろうなぁ。
松野氏って没落した人間が世の中の裏の裏に身を落とし、地べた這いずってウロウロしてる様を書くのが好きそうに思う。
そういうバル話、ぜひ見てみたかったなぁ。
別会社でゲーム造ってるそうだけど、ぜひ「似た立ち位置のキャラで、似たシチュエーションのストーリー」で1作作ってほしいものです。
原作者による解を、ぜひぜひ見てみたいぞぅ。