あえて、一番遠い(冷めた)位置ってのを考えてみると…
→ 仕事上でのつきあいのみ。
同じ目的(と言うか、方向性)を持っているので相互援助をしているが、指示や報告時に会う程度で私事は立ち入らない。
“親友”と取られているのは、「上から下への命令」ではなく、「対等な立場で語り合う」(&妙に楽しそうである)ため。
お互い、本音と建前を使い分けていて、いざとなったら切り捨てるつもり。
…うへぇ、リアルすぎて嫌だなぁ;
なんつーか、フィクションにまでリアルを持ち込みすぎるのは好きじゃないので、ここまで冷たいのはツライ。
ドラマ展開上の演出として必要ならOKなんだけどね。
(よく「現実でも個人が真実を暴き知ることなんてないから」って、物語をウヤムヤにして平然としてる人がいるけど、だったら、わざわざフィクションで創作する必要なんてないんじゃないか?と思うタチ)
もし、上記のような冷めた間柄だったとしたら……ヴェーネスがヴェインに協力しないよなぁ。
ヴェーネスは、シドを“託す相手”に選んだのであって、ヴェインのことは少し引いた立場で見守っていたんじゃないかと思ってるので、“いざとなったらシドを切り捨てる”=“裏切り”を企んでいるような相手に、自分の力を利用させはしない。
あと、ギルウェガンをクリアーした後の帝国側イベント「ガブラス、卿の目を、卿を信じる」の場面。
ヴェインはシドを立ち会わせてるんだけれど、ある意味“身内のゴタゴタ”と言う弱みを、軍関係者とは言え、部外者に過ぎない機工師に見せる必要はない。
「まんまとオキューリアがアーシェに剣を授けた」って情報は、ラーサーたちと入れ替わりに入ってきて報告してもいいんだし。(ラバナスタでのシド初登場と同じパターンになっちゃうけど;)
と、言うことは「ゴタゴタを聞かせてもいい。聞いてもらいたいと思う相手」であることは確定か(な?)
ヴェインにとって、身内のゴタゴタを聞かせる……相談できる相手って、シド以外に居たんだろうか?
「情報が~」とやたら強調されているアルケイディアで、自分の周囲には足をひっぱる連中がゴマンと居る中、仕事上では忠実な部下であっても、その忠誠心が自分ではなく、自分を透かして見る“国家”や“理想の皇帝”に向けられているのであれば、いつ裏切られてもおかしくない。
強い権限、優秀な能力を持っていればいるほど、そんな相手へ切り札になるような情報を与えるワケにはいかない。
シドが振るうことのできる“権限”は、全てヴェインの許可があっての物。
シドが離反したところで、クーデターを起こせるわけでもなく、元老院にコネがあるわけでもない(どっちかと言うと嫌っていそうだし)。
世界規模の野望は抱いているけれど、国家をどうこうするような野心はカケラも持っていない。(興味が無い?)
「わしの望みは、オキューリアからイヴァリースの未来を取り戻すだけだ。取り戻した後の世界をどうこうするのは、アンタらに任せる」と言い切り、実際、自分の目的外の事柄には手を出さなかっただろう。
実の父ですら己の保身のために(?)ヴェインを利用してかえりみなかった中、シドのような“愚かしいほどの実直さ”は驚きだったんじゃなかろうか。
まして、己の目的の達成のためとは言え、持てる能力のほぼ全てを自分(ヴェイン)のために傾けてくれるんだから、感動するだろうなぁ……普通。
(三男坊な上に「いい子」だったので、教育面以外は放置されまくってた…ってのがウチのヴェインの設定;)
……ハッ、いかん、結局いつもの「悩みも打ち明けられる親友」状態に戻ってきてるじゃないか orz
むぅ、もはや贔屓目でゆがみまくってるので補正は効かないのか;