2008'08.10.Sun
むぅ、この「独白」ってタイトル、かなり内容と乖離してしまっているので、変えたほうがいい気がするケド、代案が浮かばないシワの消えた脳みそがツライぞぅ;
『シド、きみが高層建築まで手がけるとは知らなかった』
「ん? おお、これか? わはははは、これはビルではないぞ」
『その形状はこの都市に多く見られる建造物に似ている』
「たしかに円筒形のビルと言えばそう見えるが、こいつは飛空艇だ。完成すれば間違いなく世界最大の飛空艇になる、ヴェインの…“覇王”の城になる空中要塞じゃよ」
『どうしてそのような形なのだ?』
「現時点で用意できる建造材とグロセア機関の限界じゃな。ここまで巨大になると浮力や推力によって発生する力を構造体が吸収し切れん。そこで、現時点で製作可能なグロセアリングの直径内に収めようとしたらこうなったというワケだ」
『どれほどの大きさになるのか?』
「でかいぞ~。“大灯台”の2倍は確実だ。体積的には3~4倍ほどになるか?」
『その大きさに意味はあるのか?』
「あるとも! まずは“こけおどし”だ」
『…………』
「こらこらヴェーネス、人間の戦を腐るほど見てきたあんたなら、“こけおどし”の有用さを知っておろうが? 技術力と戦闘力の高さを見せつけることで敵をひるませ、戦の流れを手中に収めることができる」
『ヴェインの好む方法だ』
「うむ、あれは戦いを好いておるわけではないからな。民を見ず、ただ己の欲のために争わんとする好戦的な極一部だけを排除できればよいのだ」
『排除のために必要になる武装を備えているわけだな』
「……設計段階では、ティアマト、ハイドラ、リンドヴルムを搭載する予定だったんじゃがなぁ……ヴェインがいらんと言いおった」
『?』
「ブロックごとに切り離して独自航行できるようにもしてあるんじゃが、どうも陽の目は見そうにないわい。……ふむ、それでよかったのかも知れんな。すべては動き出した。追いつかれぬうちに、すべての段取りを済ませておかねばならん」
『手助けは必要か?』
「今は大丈夫じゃ。……む? あ、いや、一つ頼みがある。破魔石の精製に必要な魔石の鉱脈を急ぎ見つけたい」
『ヒュムの手が入っていない土地でということか? ならば浅い地層にあるヘネが手頃だろう。ガリフたちの里近くにある』
「ガリフか……。影響を与えんよう気をつけねばいかんな」
バハムー。
個人的には、正直、でかすぎると思うのですよ。
“ラストダンジョンのくせして中身はアレだけなのに、あのデカさ”ってチグハグさや、“地上で建造できないだろう(実は大気圏外にあったんじゃないか?w)”ってな無茶さ、そして何より“ぜんぜん強そうに演出されなかった”って致命傷が痛くて痛くて…… orz
本当なら、シドが死んでバハムートが起動した後に、大戦争が起こって1回地図が書き換わってるんじゃないっすかね?
なんつーか、『FF2』を思い出すんですよ。
あっちだと判りやすく「町ひとつ吹っ飛ばしてみました」って演出で、覇権が敵に渡ってしまったんだ~主人公側ピンチ!!って流れを見せてたんだけど、『FF12』じゃ(ヴェインの根本設定では)そんな無茶はできないので、きっちりと“繊細な戦争”を描かなきゃいけなかったんだけど、もう、根性が続かなかったんだろうなぁ~と。
……あ~、この感じって『ゼノギアス』っぽいかも。
『ゼノギアス』は、悪評高いDisc2での「見てるだけイベントの羅列」って形だったにしろ、話そのものはキチンと語りきって終わらせてるだけマシなのかも。
まぁ、アチラも最後までRPGとして完成したVerなんてのを遊んで見たいんだけど、製作チームとかモロモロイロイロがスクウェアから居なくなっちゃってるもんなぁ……しょんぼり。
:余談:
上でパパシドが口にしてる「ティアマト」「ハイドラ」「リンドヴルム」は、それぞれ「対陸戦」「対海戦」「対空中戦」に特化した戦艦って設定です。(まさに余談)
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