2009'08.27.Thu
ネットから分断されて悶絶してみたり、親に関する手続きで呼び出されてみたり、日本橋でLANケーブル買ったりと、予定の外の飛び入り案件?が続いたので、大事な買い物を忘れてたよ。
いそいそと近所の本屋に赴いたものの、目的のブツは見当たらず……。
なんだって? コミック版 『FF12』 5巻(最終巻 orz)を買い逃したのかッ?!
今回の表紙はバッシュ~。
でもね、店頭にはフランさんまでしか居ないんだよ; 他のガンガン新刊はズラッと並んでるのにねぇ。
仕方が無いので、Amazonでポチりましたよ。
ついでに、久々に熱が戻ってきたシリーズ作品もまとめてポチり。
「警察は市民を守るためにあるんでしょう、どうして----」
「守るのは法さ。とくに海賊課は、いつでもどこでもだれにでも、『全宇宙の自由と平和のために死ね』と命令できる存在なんだ。対象の人間が悪人か善人か、そんなことにかかわらず、死ね、と命令できるんだ」
「そんなばかなことってないわよ」
↑神林長平氏の『敵は海賊』の一節。
『敵は海賊・海賊編』から読んでしまい、肝心なこの1作を読み逃していたんだけど、つい最近、『敵は海賊・短編版』に収録されたので読んだばかり。
やっぱ、神林氏はいい。
私はオツムが単純なので、読み進めるうちに何度となく「え、なに? ちょ待って、どういう意味?」と置いて行かれてしまうんだけど、基本になる題材は単純。陳腐と言われそうなほど王道でわかりやすい舞台で題材なのに、そこに“概念”が加わったとたんに一気に深みが増すマジック。
敵味方、それぞれ単純な理屈で動いているんだけど、異質な思考を持つ相手であるがために、何が起こるかわからない不安。そういうのが主題……で合ってるよなぁ?(自信が無い;)
あー、また語りたい本題からズレてきたので戻して、
上に抜粋した一節は、「FF12のジャッジってコレじゃない?」と思ったので貼ってみたっす。
稚拙なSSでこの辺りを語ってみたいと思ってたんだけど、この文庫本3行のセリフの「海賊課」を「ジャッジマスター」に置き換えれば十分だよー(w
(「全宇宙の」を、カッコでくくるか、「世界」に置き換えれば万全)
この物語の「海賊課」と言うのは、宇宙海賊を取り締まる「警察」的役割をになってるんだけど、海賊をブッ潰すためなら一般市民を巻き込もうが、惑星1個滅ぼそうがかまわないって荒っぽさゆえ、一般市民からは海賊より嫌われているって設定。
一方の「海賊」は、確かに商船を襲ったりマフィアな活動をしてたりするけれど、一般市民にしたら遠い世界の関わりのないヤツラだし、海賊が動かす経済が生活を支えちゃってたりする部分もあるので、なんとなく受け入れられている状態。
FF12の「空賊」って中途半端な存在だったよねぇ。
正直、空賊って名前やめればよかったのに~と思うぐらい、賊らしくなさすぎ。
もっといい名称があるのか?と問われると、頭を抱えてしまうけれど、でも、もし海洋冒険物で「海賊登場」って出てきたキャラが、ただの海運業者だったらズッコケルよなぁ…。
バーフォンハイムはもうちょっとアルケイディスから離れてて、空賊や流れ者や異種族のはぐれ者やらが集まる吹き溜まりな街で、表向きは空運業をやってるけど、裏では制空権を握って税を徴収してるグループだ。ってなぐらいは欲しかった。
ビュエルバが、微妙な政治バランスの上で独立国として成立していたように、バーフォンハイムは裏世界の政治バランスの上で滅ぼされずに済んでいるんだけど、アルケイディスとしては叩き潰すか吸収してしまいたい相手。
いつか、難癖つけて攻め込んでやろうと、虎視眈々と動向をうかがっているかもなー。
レダスがバーフォンハイムで成り上がれたのは、敵である「ジャッジマスター」の思惑や戦略を知っていたから…と考えると面白いし。
正直、バックボーンも薄いし存在意義も「?」だった神都ブルオミシェイスを出すぐらいなら、こんな感じにバーフォンハイムを煮詰めて、「空賊の母港」としてユーザーに親しみを持たせてから、大虐殺イベントを起こした方が良かったんじゃないかなぁ。
ブルオミシェイスでのイベント、確かに「アルケイディア(ヴェイン)許すまじ!」なんだけど、話の都合上、さらっと立ち寄っただけの街だったから、どうもイマイチ他人事っぽいと言いますか……;
序盤はビュエルバ、後半はバーフォンハイム、どっちもアルケイディアに従っているように見えて、実はロザリアとも通じているし、解放軍にも協力している。
バハムート建造を知って、どうにかアルケイディアに打撃を与えたいが、自分たちが表立って動けないので、アーシェたちを利用するんだけど、前々から「いつか、ジャッジによる粛清が必要」と睨まれていたバーフォンハイムは、アーシェ(シヴァを沈めた過激派)をかくまったことを理由にベルガ率いるジャッジ隊に攻め込まれる。
ベルガを倒したことで眼前の危機は回避したものの、アルケイディアと完全敵対状態になったため、アルシドとコンタクトを取った上で解放軍としておおっぴらに行動することになる?
ストーリーラインが崩れるのでベストじゃないけれど、『自由』ってテーマなら、自由を謳歌する「空賊」って存在にもっと光が当たっても良かっただろうし、そうすれば対極にいる「ジャッジ(マスター)」の抱える闇にも迫れたんじゃないかなーと思うっすよ。
いそいそと近所の本屋に赴いたものの、目的のブツは見当たらず……。
なんだって? コミック版 『FF12』 5巻(最終巻 orz)を買い逃したのかッ?!
今回の表紙はバッシュ~。
でもね、店頭にはフランさんまでしか居ないんだよ; 他のガンガン新刊はズラッと並んでるのにねぇ。
仕方が無いので、Amazonでポチりましたよ。
ついでに、久々に熱が戻ってきたシリーズ作品もまとめてポチり。
「警察は市民を守るためにあるんでしょう、どうして----」
「守るのは法さ。とくに海賊課は、いつでもどこでもだれにでも、『全宇宙の自由と平和のために死ね』と命令できる存在なんだ。対象の人間が悪人か善人か、そんなことにかかわらず、死ね、と命令できるんだ」
「そんなばかなことってないわよ」
↑神林長平氏の『敵は海賊』の一節。
『敵は海賊・海賊編』から読んでしまい、肝心なこの1作を読み逃していたんだけど、つい最近、『敵は海賊・短編版』に収録されたので読んだばかり。
やっぱ、神林氏はいい。
私はオツムが単純なので、読み進めるうちに何度となく「え、なに? ちょ待って、どういう意味?」と置いて行かれてしまうんだけど、基本になる題材は単純。陳腐と言われそうなほど王道でわかりやすい舞台で題材なのに、そこに“概念”が加わったとたんに一気に深みが増すマジック。
敵味方、それぞれ単純な理屈で動いているんだけど、異質な思考を持つ相手であるがために、何が起こるかわからない不安。そういうのが主題……で合ってるよなぁ?(自信が無い;)
あー、また語りたい本題からズレてきたので戻して、
上に抜粋した一節は、「FF12のジャッジってコレじゃない?」と思ったので貼ってみたっす。
稚拙なSSでこの辺りを語ってみたいと思ってたんだけど、この文庫本3行のセリフの「海賊課」を「ジャッジマスター」に置き換えれば十分だよー(w
(「全宇宙の」を、カッコでくくるか、「世界」に置き換えれば万全)
この物語の「海賊課」と言うのは、宇宙海賊を取り締まる「警察」的役割をになってるんだけど、海賊をブッ潰すためなら一般市民を巻き込もうが、惑星1個滅ぼそうがかまわないって荒っぽさゆえ、一般市民からは海賊より嫌われているって設定。
一方の「海賊」は、確かに商船を襲ったりマフィアな活動をしてたりするけれど、一般市民にしたら遠い世界の関わりのないヤツラだし、海賊が動かす経済が生活を支えちゃってたりする部分もあるので、なんとなく受け入れられている状態。
FF12の「空賊」って中途半端な存在だったよねぇ。
正直、空賊って名前やめればよかったのに~と思うぐらい、賊らしくなさすぎ。
もっといい名称があるのか?と問われると、頭を抱えてしまうけれど、でも、もし海洋冒険物で「海賊登場」って出てきたキャラが、ただの海運業者だったらズッコケルよなぁ…。
バーフォンハイムはもうちょっとアルケイディスから離れてて、空賊や流れ者や異種族のはぐれ者やらが集まる吹き溜まりな街で、表向きは空運業をやってるけど、裏では制空権を握って税を徴収してるグループだ。ってなぐらいは欲しかった。
ビュエルバが、微妙な政治バランスの上で独立国として成立していたように、バーフォンハイムは裏世界の政治バランスの上で滅ぼされずに済んでいるんだけど、アルケイディスとしては叩き潰すか吸収してしまいたい相手。
いつか、難癖つけて攻め込んでやろうと、虎視眈々と動向をうかがっているかもなー。
レダスがバーフォンハイムで成り上がれたのは、敵である「ジャッジマスター」の思惑や戦略を知っていたから…と考えると面白いし。
正直、バックボーンも薄いし存在意義も「?」だった神都ブルオミシェイスを出すぐらいなら、こんな感じにバーフォンハイムを煮詰めて、「空賊の母港」としてユーザーに親しみを持たせてから、大虐殺イベントを起こした方が良かったんじゃないかなぁ。
ブルオミシェイスでのイベント、確かに「アルケイディア(ヴェイン)許すまじ!」なんだけど、話の都合上、さらっと立ち寄っただけの街だったから、どうもイマイチ他人事っぽいと言いますか……;
序盤はビュエルバ、後半はバーフォンハイム、どっちもアルケイディアに従っているように見えて、実はロザリアとも通じているし、解放軍にも協力している。
バハムート建造を知って、どうにかアルケイディアに打撃を与えたいが、自分たちが表立って動けないので、アーシェたちを利用するんだけど、前々から「いつか、ジャッジによる粛清が必要」と睨まれていたバーフォンハイムは、アーシェ(シヴァを沈めた過激派)をかくまったことを理由にベルガ率いるジャッジ隊に攻め込まれる。
ベルガを倒したことで眼前の危機は回避したものの、アルケイディアと完全敵対状態になったため、アルシドとコンタクトを取った上で解放軍としておおっぴらに行動することになる?
ストーリーラインが崩れるのでベストじゃないけれど、『自由』ってテーマなら、自由を謳歌する「空賊」って存在にもっと光が当たっても良かっただろうし、そうすれば対極にいる「ジャッジ(マスター)」の抱える闇にも迫れたんじゃないかなーと思うっすよ。
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