まだまだ雑談

新型インフルエンザ。
もし流行したら、私なんぞは一撃でOUTになりそうで困るなぁ；
電車やバスで近くにセキしてる人がいたら、テキメン貰ってきちゃって体調がガタガタになるぐらいヘタレだし。
マスクに手洗い＆ウガイを徹底してるし、本気でヤバイと感じたら帰宅後、風呂直行してるのに… orz
基礎体温が35度台なので、風邪菌の温床なんっすわ。

保管棚からゲームソフトがあふれてたので、クリアした＆クリア出来そうになくて未練の無いゲームをBook offで売り飛ばして来たっす。
冬物のコートをクリーニングに出したら、けっこう取られたので凹んでたんだけど、丁度おなじぐらいになってくれて助かった（ｗ
（オカンがやたらと凝ったコート持ちなので料金がバカ高い）
帰宅して棚の整理をしつつ、放置してる“積みゲー”の多さに愕然 orz
RPGが多いのがイカンのだろうなぁ；
「稼げるだけ稼いでから進む」チキンプレイヤーだから、イケイケプレイの人の倍ぐらい時間がかかる。
おまけに集中力もなくなってるし…………でもRPGは好きなんだよ～、時間を費やせばクリアできるからさ～。
次に多いのはADV。これも時間を費やせばクリアｄ（ｒｙ
こっちはまだクリアするまでの時間が短いはずだから～と、まずは崩せるところから切り崩そうとADVの１本を開封。
（FF12 RWはどうした？とか突っ込みは…聞こえてないフリ orz ）
選んだのは 『いかもの探偵』 と言う、『時忘れDS+』と同時期に出たB級テイストのADVゲーム。
DSに突っ込んで、時間を見つけてチマチマ遊んでみたんだけど……なんか…ムッチャ…キツイなコレ；

ゲームの内容は、ごくごくオーソドックスなDSタッチペン捜査のADVゲーム。
シナリオ製作会社に勤める主人公のもとに、「猫のコスプレをして動物園の檻に立てこもってるヤツがいるので何とかしてくれ」なんていう“いかもの”事件がネジ込まれて来る。
まぁ、ヘンテコな事件が起こって～ってぇのは『おさわり探偵』と同じで、ある意味王道。
なにがキツイって……ヒロインのボイスが絵柄と合ってない＆「素人さん？」ってぇのもあるけど、何よりもキャラクターが……登場人物の性格が……とことん、非常に、限りなく、どうしようもなく、致命的なほどに、悪いのは何故だ？？
それもメインキャラのうち１名（ヒロイン）を除く全員が性格破綻者ってぇのは何なんだ？？？ orz

トラブルメーカーと呼ぶより悪の権化と呼びたくなる依頼主１人だけが破綻してるのならともかく、主人公が勤めている会社の社長はヘタレで無責任（それでも全体から見たらマシ。『時忘れWii』のシドの行動パターンを思い出した）、会社の居候っぽいのに態度が爆裂デカイ悪態つきのロシア女性（マネージャー位置みたいだから本来なら重要役なのにソッチの描写は薄い薄い）、主人公もヘタレな上にお調子者。
正直、ヒロイン（お嬢様なのでズケズケ言うが常識の範囲内）が居なかったらまるっきり成り立たない状態。
だってなぁ…
　依頼主「俺、見たいTVあるから、社長まかせた」（←コレ刑事）
　社長「仕事があるし、そういうの苦手だし、そもそも面倒だし、主人公まかせた」
　主人公「え？　こっちも仕事が…ロシアさんたのみます！」
　ロシア「そんな口きいていいのかぁ？」
　主人公「でも、やっぱり…」
って仕事をお互いに押し付けあうシーンが、最初から最後まで、延々と延々と延々と…（ｒｙ
たまに聞き込み現場に登場したので「いいシーンでもあるのかな？」と思ったら、引っ掻き回すだけ引っ掻き回して「やっぱり帰るわ」ばっかり。
お前らが邪魔せーへんかったら、もっとサクサク進むように思えるんやけど？（怒

持ち込まれるトラブルは、ちょっと捜査したらタネが見える薄い内容で、どんでん返しは一切無し。
そんな短い話を、ひたすら「うっとおしい自分語りや、裏設定の話や、無駄なお邪魔イベント」で薄～～～く引き伸ばしてる。
推理するような状況も、そもそも推理したくなるような展開が無い。
一本道を進むか、簡単な選択肢を選ぶだけ。

時間稼ぎでしかないあってもなくてもいいイベント、それもキャラクター同士が性格の悪さを見せ付けあうがごときテキストを、ひたすら読み進めていかなきゃいかんって……コレ、何かのバツゲームですか？
おまけにね……このゲーム……アニメの脚本とかやってる本職サンが書いてるってぇのが売りらしいっすよ。
このシナリオを書いた上に、取り説の最後で社名ロゴと一緒に「たくさんの感動を届けるため、新しい物語の世界をつくり続けています。」なんて載っけちゃうセンスにドン引きっす orz

話を進めたら「いつもはあんな人だけれど、主人公が困っているor危機に瀕したら体を張って助けてくれる」とか「涙もろいツンデレ」とか「天罰が下って弱体化」とか期待したのに、一切無いすがすがしさ。
……スゴイわ。
ヤリコミ要素として、ゲーム中の推理シーン（もどき）に使用するキーワードを、会話メッセージから拾い集めて、その収集％によってオマケシナリオが出現するんだけど……そっちも同じような“キャラ同士の痛い会話”がほとんどなので集める気力も湧かず。
エンディングを見たので、ケースに戻して“売りに行く物置き場”へ直行。
この見切りの速さは『アヴァロンコード』並みだ～。そう言やアッチも登場人物が痛かったっけ；
ハッキリ言って苦行でした。
コレを遊ぶなら 『SIMPLE DS シリーズ』 のADVを買った方がいいんじゃ…。
あっちならシナリオが薄くても「安いし」で済むし、実際、同じぐらいのシナリオボリュームだからな～。
……いやはや、ヒドイ目にあった orz

さて、昨日のネタをまだ引きずるぞ～（さすがに短いけど）

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『オウガ』とか『イヴァリース』（初期）の……つまり松野氏の作風（物語の中核）って、「正義って何？」なんだろうなぁ…と。
「正義」って、道徳で考えるか、法で考えるか、ってだけでも大きく分かれるし、その中でも個人の正義、国の正義、世界の正義、人間の正義、他種族や他生命体の正義、なんて風に、いくらでも枝分かれしてしまう。
FF12じゃ“ジャッジマスター”が目指す「正義」はどの正義なのか？って葛藤が、ガブラスたちの主題だったはずだけど、ああなっちゃったからな～。

バンガの「正義」
ヴィエラの「正義」
モーグリの「正義」（あんまり、こだわってなさそうだけど）
ガリフの「正義」
ン・モウの「正義」
その他、種族たちが持つ「正義」

為政者の「正義」
軍人の「正義」
空賊の「正義」
商人の「正義」
一般人の「正義」
こっちもイロイロいるよねぇ。

ラバナスタ人の「正義」
ビュエルバ人の「正義」
アルケイディア人の「正義」
こっちも国ごとにイロイロ。

考え方も、価値観も、望む未来のビジョンも違う。そうなれば「正義」もイロイロなんだけど、どうしてだか人は「正義」って言葉に「世界にただ一つの崇高なる正義」を見てしまう。

ちなみにこの「正義」は、「神」とか「信仰」とか「信念」に置き換わる場合もあるよね。
松野氏はコレに何度も挑んで、作品群を書き続けているように思うっす。
FF12のジャッジマスターたちは、本来どういう葛藤を見せてくれるはずだったのか？
今さら言っても仕方がないのだけれど、やっぱり観たかったなぁ……。