2008'11.22.Sat
え…っと、一応 “フォームからいただいたメッセージへの返礼” なんですが、どさくさに紛れて、昨日の記事だけでは書き足りなかった点をダラダラ連ねてしまいました; すいません;
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Rita様
お久しぶりです~。
相変わらずノベルの作文機能はブッ壊れたまんまなんですが、妄想だけは暴走状態です。
兄上については、“戦争の天才”にしてはあまりにもゲーム中での行動に謎が多すぎるので、筋の通った“理由”を知りたいと考え続けております。
まぁ、単純に「FF12はシナリオがヘボでした」で終わらせることも可能なんですが、松野氏の各作品の製作に向けてきた熱意を知るにつれて、到底そうは思えなくなってしまったってのがドツボですね。
なんというか、“世界の仕組み”や“世界の潮流”から物語を組み上げるタイプの作家さんで、悪のための悪役なんてのは書かない人に思えるだけに、FF12の“要”になる一人であるヴェイン・ソリドールを「RPGのステロタイプな、間抜けな悪役」にするはずがないんじゃないかと…。
RPGのお約束はお約束として遵守しつつも、かならずそこに意味合いを持たせる作家さんだと感じているだけに、必ず本来の“軸”があるはずだと考えております。
政治抗争や国家間の陰謀劇を描くことに愛情を持っている松野氏であれば、少なくともゲーム中に描かれているヴェインよりも、もっと「冷血な天才」にすることはたやすかったはず。
つまり、「あまりにも異質、異様であるがゆえに、そこに意図を見いだそうとしてしまう」とでも言いましょうか。
“戦争の天才”と呼ばれた人物が、優秀な武将(ジャッジマスター)を見捨て、時に断罪と称して殺害し、テロリストを見逃し、反逆を目論む領主を野放しにしているのは何故か?
(さらに言えば、2つも艦隊を失ってますしねぇ。シドのせいとも言えますが;)
ヴァンやアーシェを下水道出口で包囲した時、私がヴェイン兄上の立場だったら、アーシェはともかく、残りは後腐れが無いように処分しちゃったと思うんですな。
それなのに、身体検査すらせずにナルビナへ送っちゃうって……;
天才のありえざる大ボケ…では無いとしたら、わざと泳がされたとしか思えない。
そもそも、あのタイミングでバルフレアが城に忍び込んでるってのもヘンと言えばヘン。
どうやら当初の予定ではバルフレアに石を探させて、ついでに反乱軍とも接触させようとの計画だったんでしょうねぇ。
どうもこの頃の兄上は、破魔石については別段、早急に入手したいとは思っていない素振りがチラチラ。
シドがラバナスタへ来た時も、双方とも元老院について言及するものの、破魔石についてはまるっきり無し。
破魔石センサーにもなるだろうヴェーネスが居れば、石のありかについて(ラバナスタには無い)はすぐにわかるはずなのに。
(おそらく人造破魔石は完成していて、“神授の破魔石”は“天陽の繭”解放のために入手しておきたいが、別段無いなら無いでどうにかできる状態だったんじゃないかと推測)
フランの妹の背後に出現できた事を考えると、ヴェーネスは破魔石があればその場に行ける…少なくとも在り処を察することはできるんっすよね。
そうなると“実はヴァンたちは泳がされていた”説が確実になってきそう。
だいたい、アーシェがつかまって反乱軍がピリピリしているだろう時に、その潜伏先として有力候補であるビュエルバへ向かう戦艦にラーサーを乗せますかねぇ、ふつー。
それも手土産に人造破魔石(試作品)まで持たせて;
接触してください。手の内を見てください。と言わんばかりに。
ラーサーの処遇についての謎はこの後も続き、勝手な行動をしたにも関わらず謹慎処分すらなく、勝手にひっぱりこんだラバナスタの少女についてもお咎めなし。
甘々な兄上(w
“侵略国家”と揶揄されるアルケイディアの軍部司令官として立つソリドール家の者であれば、反乱軍との接触は捕らえられて殺害または政治的取り引きの道具(まさに「アーシェと交換」できる)にされるだけでなく、アルケイディア国内での地位も危うくなる。
ヴェインが軍人としてアルケイディアを守るのであれば、ラーサーが反乱軍と接触した(可能性がある)ならば、断罪するしかないし、兄二人にしたのと同じことなので、多分できる。
松野シナリオなら、これをやらないワケがない!って言いたくなるぐらいのドス黒い展開。
ラーサーを推したい元老院も「反乱軍と接触していた事実」を突きつけられれば反対できないし。
でもやらないどころか、遠くから温かく見守ってる気配濃厚な兄上(w
昨日書いた兄上の行動理念の
“アルケイディアを、「戦争と言う呪縛」から解放しようとしていた。”って文の
“アルケイディア”を“ソリドール家”や“ラーサー”に置き換える事もできますよね。
軍部と協力し、戦うことで権力を得てきたソリドール家は、いつしか戦う以外の術を失い、血塗られた道を宿命付けられてしまった。
しかし、もはやアルケイディアと言う国が維持できる範囲はすべて統一を果たし、残るは世界大戦のみ。
だが、世界大戦を引き起こしたところで、イヴァリース全土を1国家が支配できるはずがない。
(レイスウォールですら、北のバレンティア大陸はほとんど手付かず)
待ち受けているのは内乱による分裂と、再び訪れる長い戦乱。
血で血を洗う泥沼の歴史であることを、多くの戦いを研究しただろうヴェインが気づかないだろうか?
厄介なのは、だからと言って「やめない?」なんて発言しようものなら、たちまちのうちに地位も権限も奪われてしまう。(戦わない司令官なんか、ただの役立たずだから)
そして、ラーサーが新たな司令官に据えられてしまう。
国家の大義名分のために大量殺戮者にならざるを得なくなってしまう。
それだけは避けたい。
父王グラミスが占領した国は、ランディス共和国のように吸収されてしまったようだけれど、ヴェインはラバナスタも、ビュエルバも、管理下には置いているけれど支配はしていない。
ラバナスタの住人を地下に追いやったのはどうかと思うだろうけど、急ごしらえの街をあてがうよりは随分マシなんじゃないかと。
あの頑丈そうな地下街はシェルターとしての役割も立派に果たしそうですしね~。
そもそも、オンドールが反乱軍と通じていると判った時点で、ビュエルバを押さえ込むことだって出来たはずなのにやってない。
(疑わしいってだけでも、ヴェインならどうとでも理由をつけてビュエルバを反乱軍から切り離せたはず)
たぶん、ビュエルバについては反乱軍を弱体化させないため。
ラバナスタについては、アルケイディアが撤退した後、すぐに以前どおり復興できるように。
ではないかと。
よく考えると、帝国の配下にあるのに、どっちも武器が普通に売られているし、ラバナスタじゃクランも黙認されてるのがスゴイですよねぇ。
真っ先に制限されそうなものなのに。
まぁ、こんな感じで我田引水してみると、すんなりと収まっていくのですよ。
これまでに、いくつかSSなどで書いたネタだと、どこかで破綻してたり苦しかったりしたんですが…。
あと、この行動理念だと、兄上がグラミス王を憎まずに済むのが大きい。
私はずーっと、兄上が父王を憎んでいると思ってたんですが、ゲーム中の兄上はそう言う表現はしないので、こだわってた割には、なんかシックリ来なかったんですね;
かなり余談ですが、ヴェイン兄上の全身像を初めて見たとき「白い手袋」が気になったんですよ。
竜をモチーフにした禍々しいといってもいい黒色の鎧姿なのに、なぜか両手は白。
他にもポイントポイントに白は入ってるんですが、あの配色だと手袋は色が付いてたほうが(または素手のほうが)締まると思えるだけに不思議に思っておりました。
主要キャラを確認してみると面白いことに、白手袋はヴェインとラーサーとシドの3名なんですねぇ。
あ、ラスラ様が白い篭手だっけ。
(シドの白手袋は、ドラクロアの研究員全員と同じなので、ここでの対比には不向きかも)
ソリドール家のたしなみなのかと思ったんですが、グラミス王は素手。
高貴さにこだわってそうな元老院sも素手。
ゲーム中に“白き手の者”と言う表現があるだけに、こだわってみたい点です。
祖国アルケイディアを救うために、全てをペテンにかけたのだと考えると、兄上は非常にユニークな“悪役”ではないかと。
ただ、それにしたってバハムート起動以降(特にバハムート突入以降)は、もうちょっとやりようがあっただろう?!と突っ込むしかないんですがね~(w
返信にかこつけて、持論を垂れ流してしまってすいません;
これに懲りずに、コンゴトモヨロシク
Rita様
お久しぶりです~。
相変わらずノベルの作文機能はブッ壊れたまんまなんですが、妄想だけは暴走状態です。
兄上については、“戦争の天才”にしてはあまりにもゲーム中での行動に謎が多すぎるので、筋の通った“理由”を知りたいと考え続けております。
まぁ、単純に「FF12はシナリオがヘボでした」で終わらせることも可能なんですが、松野氏の各作品の製作に向けてきた熱意を知るにつれて、到底そうは思えなくなってしまったってのがドツボですね。
なんというか、“世界の仕組み”や“世界の潮流”から物語を組み上げるタイプの作家さんで、悪のための悪役なんてのは書かない人に思えるだけに、FF12の“要”になる一人であるヴェイン・ソリドールを「RPGのステロタイプな、間抜けな悪役」にするはずがないんじゃないかと…。
RPGのお約束はお約束として遵守しつつも、かならずそこに意味合いを持たせる作家さんだと感じているだけに、必ず本来の“軸”があるはずだと考えております。
政治抗争や国家間の陰謀劇を描くことに愛情を持っている松野氏であれば、少なくともゲーム中に描かれているヴェインよりも、もっと「冷血な天才」にすることはたやすかったはず。
つまり、「あまりにも異質、異様であるがゆえに、そこに意図を見いだそうとしてしまう」とでも言いましょうか。
“戦争の天才”と呼ばれた人物が、優秀な武将(ジャッジマスター)を見捨て、時に断罪と称して殺害し、テロリストを見逃し、反逆を目論む領主を野放しにしているのは何故か?
(さらに言えば、2つも艦隊を失ってますしねぇ。シドのせいとも言えますが;)
ヴァンやアーシェを下水道出口で包囲した時、私がヴェイン兄上の立場だったら、アーシェはともかく、残りは後腐れが無いように処分しちゃったと思うんですな。
それなのに、身体検査すらせずにナルビナへ送っちゃうって……;
天才のありえざる大ボケ…では無いとしたら、わざと泳がされたとしか思えない。
そもそも、あのタイミングでバルフレアが城に忍び込んでるってのもヘンと言えばヘン。
どうやら当初の予定ではバルフレアに石を探させて、ついでに反乱軍とも接触させようとの計画だったんでしょうねぇ。
どうもこの頃の兄上は、破魔石については別段、早急に入手したいとは思っていない素振りがチラチラ。
シドがラバナスタへ来た時も、双方とも元老院について言及するものの、破魔石についてはまるっきり無し。
破魔石センサーにもなるだろうヴェーネスが居れば、石のありかについて(ラバナスタには無い)はすぐにわかるはずなのに。
(おそらく人造破魔石は完成していて、“神授の破魔石”は“天陽の繭”解放のために入手しておきたいが、別段無いなら無いでどうにかできる状態だったんじゃないかと推測)
フランの妹の背後に出現できた事を考えると、ヴェーネスは破魔石があればその場に行ける…少なくとも在り処を察することはできるんっすよね。
そうなると“実はヴァンたちは泳がされていた”説が確実になってきそう。
だいたい、アーシェがつかまって反乱軍がピリピリしているだろう時に、その潜伏先として有力候補であるビュエルバへ向かう戦艦にラーサーを乗せますかねぇ、ふつー。
それも手土産に人造破魔石(試作品)まで持たせて;
接触してください。手の内を見てください。と言わんばかりに。
ラーサーの処遇についての謎はこの後も続き、勝手な行動をしたにも関わらず謹慎処分すらなく、勝手にひっぱりこんだラバナスタの少女についてもお咎めなし。
甘々な兄上(w
“侵略国家”と揶揄されるアルケイディアの軍部司令官として立つソリドール家の者であれば、反乱軍との接触は捕らえられて殺害または政治的取り引きの道具(まさに「アーシェと交換」できる)にされるだけでなく、アルケイディア国内での地位も危うくなる。
ヴェインが軍人としてアルケイディアを守るのであれば、ラーサーが反乱軍と接触した(可能性がある)ならば、断罪するしかないし、兄二人にしたのと同じことなので、多分できる。
松野シナリオなら、これをやらないワケがない!って言いたくなるぐらいのドス黒い展開。
ラーサーを推したい元老院も「反乱軍と接触していた事実」を突きつけられれば反対できないし。
でもやらないどころか、遠くから温かく見守ってる気配濃厚な兄上(w
昨日書いた兄上の行動理念の
“アルケイディアを、「戦争と言う呪縛」から解放しようとしていた。”って文の
“アルケイディア”を“ソリドール家”や“ラーサー”に置き換える事もできますよね。
軍部と協力し、戦うことで権力を得てきたソリドール家は、いつしか戦う以外の術を失い、血塗られた道を宿命付けられてしまった。
しかし、もはやアルケイディアと言う国が維持できる範囲はすべて統一を果たし、残るは世界大戦のみ。
だが、世界大戦を引き起こしたところで、イヴァリース全土を1国家が支配できるはずがない。
(レイスウォールですら、北のバレンティア大陸はほとんど手付かず)
待ち受けているのは内乱による分裂と、再び訪れる長い戦乱。
血で血を洗う泥沼の歴史であることを、多くの戦いを研究しただろうヴェインが気づかないだろうか?
厄介なのは、だからと言って「やめない?」なんて発言しようものなら、たちまちのうちに地位も権限も奪われてしまう。(戦わない司令官なんか、ただの役立たずだから)
そして、ラーサーが新たな司令官に据えられてしまう。
国家の大義名分のために大量殺戮者にならざるを得なくなってしまう。
それだけは避けたい。
父王グラミスが占領した国は、ランディス共和国のように吸収されてしまったようだけれど、ヴェインはラバナスタも、ビュエルバも、管理下には置いているけれど支配はしていない。
ラバナスタの住人を地下に追いやったのはどうかと思うだろうけど、急ごしらえの街をあてがうよりは随分マシなんじゃないかと。
あの頑丈そうな地下街はシェルターとしての役割も立派に果たしそうですしね~。
そもそも、オンドールが反乱軍と通じていると判った時点で、ビュエルバを押さえ込むことだって出来たはずなのにやってない。
(疑わしいってだけでも、ヴェインならどうとでも理由をつけてビュエルバを反乱軍から切り離せたはず)
たぶん、ビュエルバについては反乱軍を弱体化させないため。
ラバナスタについては、アルケイディアが撤退した後、すぐに以前どおり復興できるように。
ではないかと。
よく考えると、帝国の配下にあるのに、どっちも武器が普通に売られているし、ラバナスタじゃクランも黙認されてるのがスゴイですよねぇ。
真っ先に制限されそうなものなのに。
まぁ、こんな感じで我田引水してみると、すんなりと収まっていくのですよ。
これまでに、いくつかSSなどで書いたネタだと、どこかで破綻してたり苦しかったりしたんですが…。
あと、この行動理念だと、兄上がグラミス王を憎まずに済むのが大きい。
私はずーっと、兄上が父王を憎んでいると思ってたんですが、ゲーム中の兄上はそう言う表現はしないので、こだわってた割には、なんかシックリ来なかったんですね;
かなり余談ですが、ヴェイン兄上の全身像を初めて見たとき「白い手袋」が気になったんですよ。
竜をモチーフにした禍々しいといってもいい黒色の鎧姿なのに、なぜか両手は白。
他にもポイントポイントに白は入ってるんですが、あの配色だと手袋は色が付いてたほうが(または素手のほうが)締まると思えるだけに不思議に思っておりました。
主要キャラを確認してみると面白いことに、白手袋はヴェインとラーサーとシドの3名なんですねぇ。
あ、ラスラ様が白い篭手だっけ。
(シドの白手袋は、ドラクロアの研究員全員と同じなので、ここでの対比には不向きかも)
ソリドール家のたしなみなのかと思ったんですが、グラミス王は素手。
高貴さにこだわってそうな元老院sも素手。
ゲーム中に“白き手の者”と言う表現があるだけに、こだわってみたい点です。
祖国アルケイディアを救うために、全てをペテンにかけたのだと考えると、兄上は非常にユニークな“悪役”ではないかと。
ただ、それにしたってバハムート起動以降(特にバハムート突入以降)は、もうちょっとやりようがあっただろう?!と突っ込むしかないんですがね~(w
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これに懲りずに、コンゴトモヨロシク
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